【北海道】「あらためて読んでみたい、と借りていく人も増えた」…「アンネの日記」北海道内で貸し出し増、関心高まり書店でも販売増

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1諸星カーくんφ ★
 東京都内の図書館などで「アンネの日記」や関連本が破られる被害が発覚した2月下旬以降、同書への関心が高まり、道内の一部の
図書館や書店で貸し出しや販売数が増えている。一方、道内でも図書館の蔵書全般でページの破損や盗難の被害が後を絶たない。
図書館側も警察に被害届を出すなど、厳しい措置を取らざるを得なくなっている。

 道立と札幌、旭川、函館、釧路、帯広、室蘭、北見の各市立図書館によると、アンネの日記関連の被害は4日時点で出ていない。

 旭川市中央図書館は問題発覚後の2月21日、「模倣犯の恐れもある」と関連書籍が被害を受けないよう職員に注意を促した。
杉山一彦奉仕係長は「図書館は開かれた場所。保管書庫に移すなどの制限はしていない」と言い、各地の図書館も同様の対応を
取っている。

 一方、杉山係長は「あらためて読んでみたい、と借りていく人も増えた」と、関心の高まりを指摘する。

 紀伊国屋書店札幌本店の同書の販売数は通常月1〜2冊だが、2月22日〜3月1日に計5冊売れた。1日、在庫切れとなったため、
急きょ30冊を発注。同店は「通常は考えられない数。注目されているので多めに手配した」という。

 一方、「アンネの日記」に限らず、道内各地の図書館では本の破損、盗難の被害が続いている。

 札幌市中央図書館では2012年度、破損などで廃棄を余儀なくされたり盗難などで行方不明になったりした本は約3300冊。
被害額は430万円に及ぶ。昨年10月には文庫本4冊が盗まれたとして札幌南署に被害届を出し、50代の男が窃盗容疑で
逮捕された。

ソース(北海道新聞) http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/525020.html
写真=札幌市中央図書館で被害に遭い、廃棄される本。グラビアや料理の作り方のページが刃物などで切り取られたり、
図書館の管理票が付いた小説の表紙だけ残して、中身が持ち去られたりした
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/image/0155_1.jpg
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