★核燃料加工工場で一時停止 雪の影響か
今月8日、神奈川県横須賀市にある核燃料加工会社の工場で、事故が起きた際、
放射性物質が外部に漏れるのを防ぐ設備の一部がおよそ7時間にわたって停止していたことが分かりました。
放射性物質が外部に漏れることはありませんでしたが、会社は、
大雪による停電で電気系統に不具合が生じたとみて原因を調べています。
横須賀市にある核燃料加工会社「グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン」によりますと、
今月8日午後4時20分ごろ、粉末ウランを固めて核燃料に加工する工場の設備の一部が停止したということです。
この設備は、事故が起きた際、ウランが外部に飛散しないよう工場内の気圧を外部より低くしておくためのもので、
およそ7時間後の午後11時半ごろ復旧したということです。
会社によりますと、当時、工場では核燃料の加工は行われておらず、
ウランの外部への飛散や作業員の被ばくなどはなかったということです。
会社によりますと、当時、横須賀市内では大雪による停電が発生していて、工場には非常用の電源がありますが、
停止したのが設備の一部だけだったため作動しなかったとみて原因を調べています。
会社によりますと、こうしたトラブルは原子力規制庁に報告する対象にはなっていないということですが、
その日のうちに報告したあと、2日後にホームページで公表したということです。
会社の広報部は「今回の事象は周辺に影響を及ぼすものではないが、地域住民の安心につながるよう
今後も設備の安定した運転や安全確保に努めていきたい」と話しています。
NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140219/k10015360581000.html ▽関連リンク
・グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン
https://www.gnfjapan.com/ ●重要なお知らせ 2014/02/10 給排気設備の一部停止について
https://www.gnfjapan.com/news/important.html#140210 2014年2月8日(土)16時21分頃から、悪天候(降雪等)による電気系の障害で、
第一種管理区域の一部の系統の給排気設備が停止すると同時に、一部の室内の負圧※1が確認できなくなりました。
天候の回復を待ち、停止した給排気設備の運転を順次再開し、23時35分頃に通常運転に復帰しました。
第一種管理区域では加工を停止中でしたが、本事象を原子力防災課へ同日情報提供しました。
なお、作業者のけが・被ばくはなく、周辺環境への影響もありませんでした。
※1 通常工場の室内は外気圧に対し負圧にして管理しています。
お問合せ先: 広報部 平井 (電話:046-833-2*** FAX:046-835-6***)
※記者註 電話番号などは記事等でご確認ください