【江別】釣り愛好家の大林照夫さん(67)=大麻北町=が、江別の河川に生息する魚の模型を専門家に依頼して作り、自身が
経営する喫茶店「ビッグフォーレスト」(大麻桜木町21)に展示している。模型は本物そっくりで、約50点を飾った大林さんは
「江別に多くの魚がすんでいることを知り、自然に興味を持ってほしい」と話している。
河川の生態系などを調査する「流域生態研究所」(札幌)に照会して、石狩川、千歳川、夕張川など江別の河川に約50種の魚が
いることを調べ、新潟県で模型製造を手がける知人の手塚太一さん(65)に製作を依頼した。費用は100万円ほどかかった。
模型は、ポリエステル樹脂とガラス繊維を混ぜて型を作り、スプレーや筆を使って魚の絶妙な色合いや、うろこ、背びれなどを
仕上げている。
作品は模型展「江別周辺に生息する魚たち」として今月20日から店内に展示。中でも、幻の魚と呼ばれるイトウの模型は
約1メートルあり、体にある黒い斑点や細かい歯まで精巧に作られている。シロザケ、サクラマスなどの大型魚のほか、ワカサギや
ドジョウ、外来種のナマズなども壁一面に飾られている。
大林さんは「魚の生態系は自然環境を映す鏡。模型を見て、魚のために美しい自然を大切にする気持ちを養ってもらえれば」
と期待している。
2月28日まで。観覧無料。観覧のみの来店も歓迎する。店は無休で営業は午前10時〜午後11時。問い合わせは同店へ。
(※問い合わせ先省略。ソース元でご確認下さい)
ソース(北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/518257.html 写真=巨大なイトウの模型などが展示されている喫茶店「ビッグフォーレスト」
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/image/2096_1.jpg