【社会】「うまい魚食べさしちゃる。それが浜のかあちゃんの誇り」…ポーポー焼きにつみれ汁、名物料理で海守る、福島県漁協・久保木さん

ソース（毎日新聞）　http://mainichi.jp/select/news/20140101k0000m040155000c.html?inb=ra
写真＝久保木幸子さん
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写真＝サンマのポーポー焼き（手前左）とつみれ汁（同右）を作って笑顔の久保木さん
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　秋から冬、根室から房総へと太平洋を南下するサンマ。「浜のかあちゃん」が、潮目の海と呼ばれる常磐（じょうばん）沖で揚がった
サンマの皮を剥いで豪快に刻む。ネギやトウガラシと一緒に丸めてフライパンで焼く「ポーポー焼き」だ。三枚に下ろしてぶつ切りにし、
みそとショウガ汁で味を調えた「つみれ汁」も。温かいご飯と食べると、潮風の香りが五臓六腑（ろっぷ）に染みわたった。

　作り手は久保木幸子さん（６８）。福島県有数の港町・いわき市久之浜町で底引き網船主の家に生まれた。７人きょうだいの６番目。
小学３年で母を、４年で父を亡くし、長兄と長姉が親代わりだった。自分の家の船が「いつも（水揚げ）番付トップだった」のが自慢。
長兄の船で修業していた夫正一さん（６８）に見初められ、１９６７年、市内に嫁いだ。

　午前２時には男たちを港から送り出し、子どもたちの朝食を作るのが日課だった。翌早朝、正一さんらが取った「常磐物」を車で
小名浜の市場へ。「ゆきちゃんとこの魚は最高だっぺ」と仲買人や漁協関係者が絶賛し、良い値を付けるのには極意がある。
「選別は１人でやる。例えばイカなら耳を丸め、足を底に入れる。魚はサイズごとに箱に並べておく。そうすっと値段が全然違う」

　２００３年にいわき市漁協女性部長、０９年には県漁協女性部連絡協議会長に推され、県内の漁家の女性約５５０人を束ねた。
海岸清掃やお年寄りの見守りに加え、年２０回の料理講習会で魚食普及を図った。ポーポー焼きやつみれ汁が一般家庭の食卓に
のぼるようになったのもこんな努力があったから。そんな時、東日本大震災と東京電力福島第１原発事故に見舞われた。

　孫の瑠佑（りゅう）さん（１８）の中学の卒業式で休漁した２０１１年３月１１日、家族５人で津波から逃れ、内陸部の親類宅に避難した。
自宅は半壊したが、翌朝、諦めていた正一さんの愛船「昭政丸」（１２トン）は沖合２００メートル付近で奇跡的に見つかった。ブリッジ
（船橋）は砂まみれ、かじは利かず、エンジンも回らない。それでも正一さんは「海の神さまが守ってくれた」と喜び、長男の克洋さん
（４５）と共に放射能への不安を抱えながらモニタリング調査用の魚やがれきを取り続けた。

　久保木さんの故郷・久之浜、同県北部の浪江町や相馬市などで多くの知り合いが津波にのまれた。自宅や料理宿を流され、遠く
中通りの仮設住宅に移った仲間もいる。久保木さんは「散り散りになった漁家の女性の交流の場を」と、新たに魚料理指導者講習会
や親睦会を企画。全国各地を飛び回り、併せて福島の窮状を訴える生活が始まった。

　昨年１０月、いわき市沖で原発事故後初めての試験操業が行われ、常磐物が市場に並んだ。「ヤナギダコはゆでると最高。冬は
キアンコウの鍋や子持ちのヤナギガレイの干したの。家族みんなが笑顔になる」。久保木さんの口元が緩んだ。

　後を継ごうと県内唯一の海洋科がある県立いわき海星高に進んだ瑠佑さんは今春、東京の専門学校に進学予定。汚染水漏れなど
不安は尽きないが、久保木さんは「試験操業の先にしか本操業再開はない。子や孫に常磐のおいしい魚を食べさしちゃる。それが
『浜のかあちゃん』の誇り」と語り、浜や市場、県内外でのイベントに駆け回る。古里の海を守るために。

（>>2以降に続く）

（>>1の続き）

　◇今春から本格出荷検討

　福島県沿岸部では震災前の２０１０年、いわき地区で約４４億円、相双地区で約６５億円の水揚げ高があった。しかし、原発事故で
操業自粛を余儀なくされた。県は、久保木さんら漁業者がモニタリング漁で取った魚の放射性物質を検査。当初は検体の半数以上が
国の基準（１キロ当たり１００ベクレル）を超えていたが、昨年７?９月には全体の２．２％にまで低減していた。

　県の北半分を管轄する相馬双葉漁協は１２年６月、南半分のいわき市漁協などは昨年１０月に試験操業を開始。検査結果などを
基に、対象魚種を当初の３から２７に増やしてきた。１キロ当たり５０ベクレル以下のものだけを出荷する独自の基準も設定。主に県内
に流通しているが、今春からは東京・築地市場などへの本格出荷も検討する。

（終わり）

おお、つみれ汁うまそうだ。

房総には、サンマを同じように叩いてなめろうにして、それを焼いた「さんが焼き」というのがあるのだが、
もしかして「ポーポー焼き」はそれと似たような料理なのかな？

かあちゃんたち、頑張って。

>国の基準（１キロ当たり１００ベクレル）
って一昨年から、突然基準値が10倍か100倍に緩んだよね
ご都合で変わる基準値なんて、信用しないけど

原発事故発生地産の食糧をみんなで食べて支援しましょって頭おかしい

涙が止まらない。
東電と経産省はしねや。

ポーポーは沖縄が元祖

まじかよ…。

ハンバーグ食べたい

どうにでもなる基準値を盾にとって、減りました安全ですと言われても、とてもじゃないけど食べる気にはなれない
先日同僚が『国が大丈夫って言ってるから、多分大丈夫でしょ』と言っていたが、そういう人だけ食べてればいいと思う

原発事故の被害者であり、消費者にとっては加害者

物質の半減期と言う物理法則には血も涙も無く、万人に公平で
お涙頂戴の浪花節は一切通用しない

地獄の釜の蓋が開いている横で漁業再開とか、正気じゃないな

会社経営でない漁民が検査も通さずそのまま料理してふるまうのが一番困る

アタイは思う。つみれだよね！海の幸が今は大変なダメージをくらい
仕事も奪われてる。
海藻関係が大好きなアタイには立ち直ってほしい。
課題は多いが、アタイは東北の産物が大好きさね！

〜おいしい魚を食べさしちゃること、それが…〜『浜のかあちゃん』の誇り

ピカ汁

五臓六腑に染み渡って破壊されるわな

すげーな
賠償の金がないから、誤魔化し誤魔化し

まぁ払ったら、ソビエトみたいに国が飛ぶ

延命にしかなんないけどな

怪しいお魚

>今春からは東京・築地市場などへの本格出荷も検討する。

築地市場の良識に頼るしかないか・・・
漁協も、検討するのは勝手だけど、買手がなきゃ意味ないけど

べクレてる？

頼むから自分達だけで食べてくれないかな…。東京に持って来ないでくれ

セシウムなら楽に測れるが例のやつはみんなが持ってる測定器で測れないし
専門家に頼んでも１検体５万は取られるからな。

身を守るためには食べないほうが無難だな

放射性物質のどれが、どの位浴びる（摂取する）と、人体にどの位影響するのか
低レベルだと今の所はっきり判らない　というのが怖いね
ヒ素みたいにじわじわ影響が出るというか、青酸カリみたいに致死量が判らない

ということは、漁民には気の毒だけど「食べない」って選択肢しかないと思ってるよ

細木の妹？
豚汁しか似合わん

かあちゃんのあそこの毛もボーボー

>>4
欧米ではだいたいどこも基準値は５００ベクレルとかなんだよ
日本の１００ベクレルは厳しすぎる
バナナ３本で超えるぞ

もう五十路も過ぎたしどうでもいいから
こいつでビール飲ませてくれよ

若いもんは沖縄の身のゆるいカツオ食っとけジジイは東北の危ない処で辛抱してやるわ。