【欧州】EUが無人機独自開発へ、首脳会議で合意目指す…防衛能力における「将来の鍵」、不法移民の国境警備や、災害現場の偵察でも使用へ

　アフガニスタンなどでの対テロリスト攻撃で米国が多用している無人航空機を独自開発しようとの機運が、欧州連合（ＥＵ）内で
高まっている。ＥＵは無人航空機を、防衛能力における「将来の鍵」（アシュトンＥＵ外交安全保障上級代表）と位置付けており、
十九、二十日の両日、ブリュッセルで行われる首脳会議で、開発スタートに向けた合意を目指す。

　首脳会議はＥＵの防衛政策が主要テーマで、無人航空機は重要議題の一つ。英仏など主要国の国防相は十一月、共同開発の
調査研究で協力することに合意している。

　無人航空機の戦術面での有用性を認識していなかった欧州は、開発で米国に十年以上の後れを取っている。英仏などは
共同開発に取り組むものの、現在保有するのは米国やイスラエル製。

　運用面でも英国は、米ネバダ州の米軍基地から遠隔操作してアフガニスタンで使用しているという。

　今年六月、欧州の航空・宇宙・防衛大手のＥＡＤＳと仏ダッソー・アビアシオン、伊フィンメッカニカの三社は、ＥＵ無人航空機の
共同開発に合意。

　ＥＡＤＳのエンダース最高経営責任者（ＣＥＯ）は、十三日付の英紙フィナンシャル・タイムズで「米国とのギャップを埋めたいの
ならば、首脳会議で開発の具体的なスケジュールや資金面に言及した合意が必要だ。欧州が自ら域内の防衛産業に投資を
しなければ、次世代の戦闘機までも米国やアジア（中国）から買うことになるだろう」と述べている。

　ＥＵとして無人航空機の開発を目指すのは、巨費が必要な軍事技術の開発は、欧州では個別の国や企業の力では難しいという
事情がある。ＥＵ加盟国全体での軍事費は、この十年間で１０％も減少。

　金融危機と債務危機が重なり、各国は軍事予算のカットを余儀なくされている。

　開発は二〇二〇〜二五年を想定。不法移民の国境警備や災害現場の偵察といった民間領域でも使う。約九千メートルの高高度
を飛行するため、欧州内での運用には、民間機との衝突防止技術の開発も必要になるとしている。

ソース（東京新聞）　http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013121702000110.html
写真＝米国がパキスタンなどで運用している無人機プレデター
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/images/PK2013121702100048_size0.jpg

タイフーンみたいに登場した時点で時代遅れに成ってそうな予感

日本も無人機の開発を急げ
そうすれば人海戦術を取る中国に対し無人機による人海戦術で圧倒できる

災害現場上空を取材してた、英国水害系で

無人のJu87でルーデル並みの爆撃が可能

>不法移民の国境警備
ここいら辺は南欧経由の経済流民の流入に神経を尖らす全欧州の切実な事情もあるやね
それでなくともロマ族だけで欧州間にすこぶる厄介な問題を惹起するし

ヨルムンガントにそんな話あったなあ