国土交通省近畿地方整備局は6日、精神疾患の診断書を偽造して3年間にわたり休職し、
給与など計約1千万円を不正に得ていたとして、奈良県内の事務所に所属する男性係長(43)を
懲戒免職にした。
整備局によると、係長は平成22年9月〜25年9月に体調不良を理由に休職。状況を確認する
面談を断ったことから、担当者が主治医に確認したところ、医師の診察を受けていなかったことが判明した。
休職中に提出した診断書計21通のうち、20通は正規の診断書をコピーしたものだった。
係長は「家庭の事情で精神的に追い詰められていた」と説明している。
地方整備局は「公務員として誠に遺憾」としている。係長が不正に得た給与などを返還する意思を
示しているとして、刑事告訴はしない。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131206/waf13120622290026-n1.htm