太田昭宏国土交通相は29日の閣議後会見で、JR北海道に対し、行政指導に当たる「改善指示」を
同日出すと明らかにした。一連の問題で3回目。
国土交通省は今月14日から3回目の特別保安監査に入っているが、利用者が多い年末年始を控え、
監査の結論を待たずに安全上必要な対策を施すべきだとの考えから改善指示が必要と判断した。
太田国交相は指示内容として、年末年始の安全対策▽枕木などへの投資の前倒し▽過去2回の改善
指示の実行▽委託業務の改善措置−の4点を指摘。「スピード感をもって実行することが大事だ」と述べた。
また、レール検査データの改竄(かいざん)問題について、これまでの調査の結果、複数の保線部署で過去
から改竄が行われていたと明らかにした。同社の改竄をめぐっては、28日の参院国土交通委員会の集中
審議で、JR北海道側が4部署で過去から改竄が常態化していたと公表していた。
ソース:産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131129-00000543-san-soci