住友林業(東京)は22日、紋別市の紋別港に国内最大級の木質バイオマス発電所(出力5万キロワット)を
建設すると発表した。来年9月着工、2016年12月の稼働を目指す。
同社によると、住友共同電力(愛媛)と新会社を設立し、総事業費約150億円で発電所のほかに
主燃料の木質チップ生産工場も市内に建設する。
国の再生可能エネルギー固定価格買い取り制度を利用し、全量を北海道電力に売電する方針で協議中だ。
年間70億円の売電収入を見込む。
木質チップの原料は、紋別市周辺にある住友林業の社有林や国有林などで発生した間伐材から主に調達し、
年間21万トン(チップ換算)を使う予定。燃料効率を上げるため、石炭とヤシの実の殻を4割程度混ぜて発電する。
札幌市内で記者会見した住友林業の片岡明人常務執行役員は、
「燃料調達の仕組みや地元雇用の増加など、他地域でも応用できるバイオマス発電のモデルを紋別で作りたい」と話した。
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■ソース:毎日新聞 [2013年10月22日 22:54]
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20131022hog00m040003000c.html ▽関連サイト:共同出資でバイオマス発電会社および木質燃料チップ製造会社を設立 - 住友林業ホームページ
http://sfc.jp/information/news/2013/2013-10-22.html