★北海道・泊原発の制御用地震計、8月の大雨で冠水し4台使用不能
北海道電力は26日、大きな地震を感知して原子炉を止めるため泊原発3号機(後志管内泊村)に
設置されている複数の制御用地震計の一部が、8月下旬の大雨によって約1カ月間、
使えない状態にあることを明らかにした。
北電は「泊3号機は停止中のため、安全上の問題はないと考えている」としているものの、
事故防止のための機器だけに危機管理上の課題になりそうだ。
使えない状態になった制御用地震計は4台で、泊3号機の原子炉補助建屋の地下室に設置されていた。
8月27日の大雨で大量の雨水が補助建屋に流入し、冠水した。
北電は9月2日にそれらを取り外し、メーカーで点検中。
復旧時期は未定だ。
制御用地震計は、稼働中の原発が大きな地震に見舞われた場合、
原子炉を自動停止させるため揺れを感知する機器。
<北海道新聞9月27日朝刊掲載>
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/494319.html