今年上半期(1〜6月)に全国の警察が摘発したサイバー犯罪は4093件(前年同期比25.2%増)に上り、
統計を取り始めた平成12年以降、過去最多だった昨年の年間の摘発件数7334件を上回るペースとなっている
ことが26日、警察庁のまとめで分かった。
警察庁幹部は「さらに効率的、効果的な捜査を進めたい」としている。
警察庁によると、サイバー犯罪の年間摘発件数は平成20〜22年は6千件台で推移、23年は5741件だったが、
昨年は過去最多の7334件となった。
昨年上半期は3268件だったため、今年上半期は昨年以上のペースで増加している。
摘発件数の増加について、警察庁幹部は
「摘発した事件の余罪を追及した結果、さらなる摘発が重なり件数が大幅に増加したため」
と分析している。
今年上半期に摘発した事件の内訳は不正アクセス禁止法違反事件が817件で電子計算機使用詐欺事件などは219件、
児童買春・児童ポルノ禁止法違反事件などのネットワーク利用犯罪は3057件となった。
サイバー犯罪をめぐり全国の警察が受け付けた今年上半期の相談件数は3万9392件(前年同期比0.6%増)。
年間では毎年8万件前後の相談が寄せられているため、高水準の状態が続いている。
主な内容は「無料表示のサイトを閲覧したら、高額料金を請求された」など。
警察庁幹部は「被害防止のため積極的に対応したい」としている。
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▽記事引用元: MSN産経ニュース [2013年09月26日 11:51]
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130926/crm13092611520004-n1.htm