首都直下地震に備えるため、東京・港区は、津波による浸水の予測を場所ごとに立体的な画像で表示したり、
最寄りの避難所や津波避難ビルを確認したり出来るスマートフォン向けのアプリを無料で配信することになりました。
このスマートフォン向けのアプリは、東京・港区が住民をはじめ、
仕事や観光で訪れる人の防災対策に役立ててもらおうと作成したもので、今月20日から配信を始めます。
去年、区が独自にまとめた首都直下地震のシミュレーション結果をもとに、
スマートフォンのGPS機能を使って利用者がいる場所が津波でどの程度浸水するのか、
大人や子どもの背丈と比較しながら立体的な画像で分かりやすく表示します。
また、最寄りの避難所や津波避難ビルを確認することもできるほか、
津波が市街地に広がっていく予測を動画で見ることも出来、日ごろからの備えに役立てられるようにしています。
港区では、住民の10%が外国人で各国の大使館も多いことから、
ことし11月からは英語、ハングル、中国語の3か国語でも配信するということです。
港区の防災アプリはiPhone用とアンドロイド用が用意され、
専用のサイトから無料でダウンロードすることができます。
港区の冨田慎二課長は「住民だけでなく仕事やレジャーで訪れる人も多いので
この防災アプリを活用して災害に備えてほしい」と話しています。
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▽記事引用元: NHKニュース [2013年09月17日 15:57]
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130917/k10014598451000.html