インターネット検索大手の「ヤフー」が提供する自治体の水道料金を決済するシステムで、
クレジットカードの所有者を確認する機能に一部不具合が起きていたことが分かり、
ヤフーはシステムを修正するとともに、利用者に料金の引き落としを確認するよう注意を呼びかけています。
不具合が起きていたのは、ヤフーが提供している自治体の水道料金をインターネット上で決済するシステムです。
ことし2月、川崎市の利用者がこのシステムを使って水道料金を引き落とそうと
クレジットカードの番号を誤って入力したところ、京都府に住む人のカードの番号と一致し、
そのまま水道料金4か月分6500円余りが引き落とされたということです。
ことし7月に利用者からの問い合わせを受けてヤフーが調べたところ、
「セキュリティーコード」と呼ばれるカードの裏側に記載された3桁の数字を
カード会社に照会するシステムに不具合があることが分かり、
カード番号が偶然一致したことから所有者を確認できなかったということです。
ヤフーはシステムを修正し、すでに正常に機能しているということで、
川崎市で利用しているおよそ3万2000人にメールを送るなどして、
料金の引き落としを確認するよう注意を呼びかけています。
ヤフーの広報担当者は「2度とこのようなことが起きないように再発防止に努めます」と話しています。
NHKニュース [2013年09月09日]
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130909/t10014407611000.html