環球時報によれば、インド紙ザ・ヒンドゥー電子版は7月29日、インドの元海軍少将、ラジャ・メノン氏による「山岳部隊設立は唯一の
選択ではない」と題した文章を掲載した。中国と対立するインドの軍備に関する内容だ。要旨は以下。
インドの政策決定者は陸軍の辺境部隊だけに巨資を投じず、中国が弱いインド洋での対策に力を集中するべきだ。
インドの戦略思想史上、中国に対抗する山岳部隊の設置は大きな出来事だ。中国軍のインド側への侵入が設置のきっかけとなった
との指摘があるが、部隊の本部は山奥であり、地上部隊を強化した中国に対して、インドの歩兵は明らかに劣勢だ。
中国はインド洋で劣勢であり、これは中国政府も認めている。中国は資源を必要としており、アフリカに資源を求めるためにインド洋を
通る。6000億ルピー(約9800億円)を投じてインド海軍が海上ルートの封鎖能力を強化すれば、われわれはインド洋での中国の
海上ルートをコントロールできる。インド洋上の原子力潜水艦と空母によって、中国経済をまひさせられるのだ。
ソース(新華社)
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/photonews/355804/ 写真
http://www.xinhua.jp/resource/2013/08/421.jpg