道内最大のシジミの産地、網走湖(網走市、オホーツク管内大空町)で水揚げされたシジミから
異臭が確認されたとして、西網走漁協(網走市)は漁を中止するとともに、貝を検査機関に送り、
原因を調べている。これまでに健康被害の報告はないという。
同漁協によると、網走湖でシジミ採りをした客から24日、「貝から異臭がする」と地元観光協会を
通じて漁協に連絡があった。25日にも札幌のスーパーなどから同様の連絡が計3件あった。
漁協は28日、約30カ所でシジミを採取し食味調査をしたところ、ほとんどの地点の貝からカビや
泥のような臭いがしたため、28日からシジミ漁を中止した。
同漁協は26日に日本食品分析センター千歳研究所(千歳市)に検査を依頼したほか、今週内にも
湖水の水質調査を行う。網走湖の昨年度のシジミの水揚げ量は約740トンで全道の8割を占め、
札幌や旭川、釧路などに出荷されているという。
北海道新聞 (07/30 12:07)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/agriculture/482639.html