ロイター通信によると、イタリア初の黒人閣僚セシル・ケンゲ移民問題担当相が26日、同国中部チェルビアでの政治集会中、聴衆から
バナナを投げつけられる嫌がらせを受けた。
何者かが、壇上にいたケンゲ氏に向かってバナナを投げ、同氏に当たりそうになったという。警察はこの人物の行方を捜している。
同氏は集会後、ツイッターで「飢えで命を失う人がいる中、食べ物を無駄にするのは悲しいことだ」と述べた。
ケンゲ氏はコンゴ民主共和国出身。イタリアでは、上院副議長が今月、「オランウータンに似ている」とケンゲ氏を中傷して謝罪に
追い込まれるなど、人種差別的な言動が相次いでいる。
ソース(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130728-OYT1T00704.htm