日本郵政と米保険大手のアメリカンファミリー生命保険(アフラック)は、がん保険事業で提携を強化する方針を固めた。
全国の郵便局でアフラックのがん保険を販売し、商品の共同開発も検討する。
環太平洋経済連携協定(TPP)への参加協議が進むなか、米政府は米系保険会社が強いがん保険に、
日本郵政が参入することに反対。
提携強化で米側に配慮することで、TPP交渉に影響する可能性がある。
がん・医療保険なぜ標的?トピックス:TPP
26日にも正式発表する。
日本郵政とアフラックは2008年にがん保険の販売で提携し、全国千カ所の郵便局で販売してきた。
今回の提携強化で、販売する郵便局を全国2万カ所に拡大する。
さらに、アフラックが日本郵政向けに新たながん保険を開発することも検討している。
日本郵政は収益力強化のため、08年に日本生命保険と提携。
独自のがん保険の開発を検討してきた。
アフラックとの提携を受け、独自開発は見送る方向だ。
http://www.asahi.com/business/update/0725/TKY201307240633.html