【憲法改正】 小説家の視点―― 「核燃料サイクルは机上の空論」と国の政策を批判する小説、『表現の自由』なくなれば逮捕されるかも

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1うっしぃφ ★
★憲法と私:2013参院選・山梨/上 表現の自由 改憲巡り議論と熟慮を /山梨

◇「ためらいなく書ける」

 21日投開票の参院選は終盤戦に入った。
「アベノミクス」や社会保障制度に関心が集まる一方、施行66年の憲法見直しが俎上(そじょう)に載る。
憲法と私たちとの関わりを小説家、父子家庭、戦争体験者の視点から改めて考える。

 北杜市白州町に住む作家、樋口明雄さん(53)は2011年、短編小説集「標高二八○○米(メートル)」(徳間書店)を刊行した。
南アルプス・北岳を舞台にした表題作を始め、冒険ミステリー小説9編が収録されている。

 そのうちの一編「リセット」では、人類がいなくなり、原発が暴走する世界を描いた。
樋口さんはこの短編を東日本大震災後に執筆した。
作中では、原子力技術者の男性が「核燃料サイクル。あれは机上の空論だった」と国の政策を批判する。
樋口さんは「東京電力福島第1原発事故を目の当たりにし、表現者として触れる責任があると思った」と言う。

 大卒後、フリーライターなどを経て約20年前に作家デビュー。
「光の山脈」(角川春樹事務所、03年)「約束の地」(光文社、08年)などを出版し、
日本冒険小説協会大賞や大藪晴彦賞などを受賞した。いわゆる「冒険小説」「ハードボイルド小説」を得意とするが、
作中では現代社会が抱える環境問題なども扱ってきた。

 「憲法が保障する『表現の自由』があるから、僕はこういうものをためらいなく書ける」と樋口さんは言う。
これまで読者の評を気にはしても、力で表現をゆがめたことはなかった。

 気に掛かるのが、昨年4月に自民党が発表した憲法改正草案だ。
「表現の自由」を保障した21条。これに「公益及び公の秩序を害することを目的とした」活動と結社は認めないとの条項を加える。
「政府が進める原発再稼働に背く作品は『公益』に反するでしょう。僕は逮捕されるかもしれない」。
口調は冗談交じりだが、表情は真剣だ。

 毎日新聞が今月4、5日に行った全国世論調査では、憲法改正手続きを進めることへの賛成は46%で、反対の34%を上回った。
一方で「憲法改正」を参院選で最も重視する争点とした人は5%で、
「景気対策」や「年金・医療・介護・子育て」(各28%)に比べてわずかだった。

 安倍晋三首相は選挙後、改憲勢力で発議に必要な3分の2の議席を目指す考えを示している。樋口さんは言う。
「政府の意に沿ったものしか書けない世の中になったら、僕らは生きていけない」。
樋口さんは有権者を巻き込んだ議論と熟慮を訴える。【春増翔太】=つづく

毎日新聞 2013年07月17日 地方版 http://senkyo.mainichi.jp/news/20130717ddlk19010070000c.html
2名前をあたえないでください:2013/07/17(水) 18:29:38.22 ID:FzzVPrBx
クソ左翼の皆さま、いつも工作ご苦労さまです!
3名前をあたえないでください:2013/07/17(水) 20:09:09.04 ID:/9pc4sOn
現行の日本国憲法第21条は、表現の自由を直接制限するような規定にはなっておらず、あくまで基本的人権一般の制約原理として、「公共の福祉」による制限を受けることとされている。
これに対し、自民党の日本国憲法改正草案(以下、単に「自民党案」という。)によれば、第21条第2項が表現の自由そのものに対して直接に制限を加えており、
具体的には「公益」や「公共の秩序」を害することを目的とした活動や、それを目的とした結社は認められないのだという。
この点、表現の自由は、個人の人格形成に寄与するとともに、国民の政治参加の前提となる権利であることから、他の基本的人権よりも優位なものであるとされ、
また、表現の自由をはじめとする精神的自由権は、国家権力によって侵害がなされると民主的政治過程そのものが破壊され、その回復がきわめて困難となることから、
これに対する制約の合憲性の判断に当たっては、経済的自由権よりも厳格な基準によってなされなければならないと考えられている。
そして、「公共の福祉」についても、個々人の人権と人権との間に生ずる衝突を回避ないし調整する原理として、基本的人権に内在する制約であるとの見解が有力である。
もっとも、判例上、わいせつ文書の事例のように、表現の自由に対して人権の衝突以外の理由による制約、すなわち外在的制約を認めているけれども、それらはあくまで個別の事例に対する判断であって、
少なくとも外在的制約によって表現の自由が一般的に制約を受けているという状況にはない。
この点、戦前の日本において、国民の言論が検閲の対象とされ、治安維持法によって思想そのものが処罰の対象となっていたのと対照的である。
4名前をあたえないでください:2013/07/17(水) 20:16:14.09 ID:/9pc4sOn
>>3の続き)
ところが、自民党案によれば、「公益」や「公共の秩序」という外在的制約を、表現の自由を制約する一般原理として規定しようとするのであるから、
これらの制約によって、表現の自由に対し、従来よりもかなり広範な制約が、一般的・網羅的になされるおそれが生ずる。
すなわち、他者の人権との衝突をいかに回避・調整すべきか、という観点ではなく、国の考える「公益」や「公の秩序」を害するか、ということが判断基準なのであるから、
現行の日本国憲法下におけるよりも、はるかに恣意的な解釈がなされ、国民の表現の自由が著しく制約を受ける恐れも生じよう。
そもそも、国が行う様々な活動は、「公益」を実現するために行うのであるから、これに反対することは、すべからく「公益」を害するということにすらなりかねない。
例えば、安定的なエネルギーの供給という「公益」を、個人の表現の自由に対置させ、前者の公益性を強調することにより、
脱原発デモを禁止する、ひいては脱原発の主張自体を禁止するといった行為ですら、憲法上許容されると解する余地があろう。
また、自民党案によれば、「公共の秩序」のみならず、「公益」を害することを目的とした活動についても認めないというのであるから、
「公共の秩序」を何ら害しないにもかかわらず、もっぱら「公益」を害することを理由として、表現の自由を制限すべき場合があるということになるが、一体いかなる場合であろうか。
さらに、自民党案では、個々の人権規定に「公益」や「公共の秩序」という制約を設けているのは、第21条のほかは財産権に関する第29条のみであって、
その意味では表現の自由を他の基本的人権よりも劣位に置いているとさえいえるのである。
すなわち、表現の自由を他の基本的人権よりもより尊重されなければならないという観点は、自民党案には欠けてしまっているように思える。
Q&Aによれば、第21条第2項はあくまでオウム真理教のような活動を規制するためのものだと説明しているようだが、
そもそも自民党案の文言からは、そのような場合に限定されると考えることは、きわめて困難というべきであろう。
5名前をあたえないでください:2013/07/17(水) 20:34:22.13 ID:9kvN+FAh
>すべからく「公益」を害するということにすらなりかねない。
新聞が「すべからく」の使い方間違えるなよ……。
6名前をあたえないでください:2013/07/18(木) 16:09:09.19 ID:0xyDbgYh
ウソや風説の流布も「表現の自由」になる、というのがそもそも間違い。
いかなる言い方をしても「一般人に事実誤認をさせうる表現」は「表現の自由」にはならず、
一種の詐欺行為とみなすべきだ。そうでなければ、営業上のフレーズで
微妙な表現にすれば、「顧客に事実を誤認させつつ、法的責任も回避できる」ということになる。
これはリフォーム詐欺などが典型例だ。
こうした詐欺まがいの「表現の自由」は制限・禁止され、処罰されて当然。
その方が「公共の利益」に適うものだ。
7名前をあたえないでください:2013/07/18(木) 16:15:33.78 ID:2JDO83/M
核燃料サイクルは破綻。
計画70年先送りの高速増殖炉は実現不可能。

そんなこと分かり切っているじゃないか。
経産省内でも若手官僚の多くは中止を主張している。
8名前をあたえないでください:2013/07/18(木) 18:05:11.70 ID:srsCTUcl
>>7
>経産省内でも若手官僚の多くは中止を主張している
ウソでないなら証拠を見せてくれ 事実なら、バカすぎるから、
防衛大学校で1年核抑止を勉強させたあと、始末書提出させるべき

>>1
核燃料サイクルについては80%間違っているとともに、
核抑止に真剣さが足りない・・・・と思う、しかし

「私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」
By ヴォルテール

それが、西側民主主義国の 言論の自由である

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戦前・戦中の日本は「下は上の絶対服従」の全体主義・ファシズム社会であった

上にとっては「キャバクラに居るように」
茶坊主にチヤホヤされて「快感」であるが
 
イエスマンばかりになって、誰も諌めてくれる人がいなくなり

在特会より小さなナチスを、政権与党に押し上げ
現在においても、世界中が真似する有効な公共事業のアウトバーン建設で
ドイツを世界恐慌から救った ヤクザだが極めて切れ者のヒトラーですら

暴走してドイツを破滅・亡国させてしまった
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日本でも 政党政治家がワイロもらって 不公正な政治をして国が乱れ
政党政治に絶望した国民は 軍政に日本再建の期待をかけたが
満州ファシストは調子こいて、陛下や政府が止めるも聞かず暴走して
中国における米英仏の縄張り 上海 武漢 仏印を荒して 
無謀な対米戦争を起こして 「諌めを聞かないから 暴走して 亡国を招いた」 
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つまり、民主主義と 全体主義と どっちが優れているか? 昔、勝負して
全体主義は上を誰も諌められなくなって上が暴走しちゃって民主主義よりダメだった  
だから言論の自由 結社の自由は 国が亡国しないためにも 必要なこと
9名前をあたえないでください:2013/07/19(金) 00:08:23.44 ID:1pEGyOqT
>僕は逮捕されるかもしれない


悲劇のヒーローぶってるのが胡散臭い

ブサヨの書き物は人権侵害のオンパレードだけど、逮捕されたヤツいるかぁ?
10名前をあたえないでください
>>8
経産省内では、核燃料サイクルは無駄との声が蔓延しつつある。

高速増殖炉もんじゅの維持管理に年間174億円の予算がついているけど、
計画は70年も先送りされ実用化はまったく見通せない