■「自助」の強調 不安
【林美子】7月初め、札幌市北区の住宅街。民家の台所や玄関を3人の男女が掃除していた。
生活困窮者の社会復帰を支援するNPO法人「なんもさミディアム」の「お掃除隊」だ。
民家は合同会社「なんもさサポート」が借り上げ、8部屋に生活保護の受給者8人が住む。「ミディアム」は入居者が共同で使う部分の掃除を請け負う。
お掃除隊のスタッフも「サポート」の住居に住み、生活保護を受けている。
風呂場を熱心に磨いていた男性(54)は道路舗装の仕事をしていたが、仕事がなくなり、住まいも失った。
半年ほど市内で路上生活をしたあと、1カ月前に「なんもさ」に身を寄せた。「眠れるところができて本当にほっとした。生活保護も今はありがたい」
■社会で孤立心配
「ミディアム」と「サポート」の代表を務める中塚忠康さん(69)が、路上生活者の支援を始めたのは9年前。
「サポート」がアパートや民家約20カ所を借りて生活困窮者ら200人以上に貸し出し、生活保護受給の手助けなどをする。
さらに「ミディアム」の運営する飲食店やお掃除隊で自立に向けた訓練をする。
「ここに来る人たちは、親による育児放棄や虐待、発達障害など、何らかの問題を抱えている人が多い」と中塚さん。
自立するには「働け」と迫るだけでなく、手間をかけて寄り添い、手助けすることが必要だと指摘する。
だから、「自己責任」を強調し、生活保護を削減する動きには、「『自己責任』を言える環境だったらここには来なかった。
派遣労働など、人を低所得に追いやるシステムにこそ目を向けるべきだ」と訴える。
安倍政権はデフレなどを理由に、生活保護費を8月から3段階で圧縮する。最大10%引き下げになる世帯もある。
札幌市内の生活保護受給者4人は今月1日、これを不服として、千人の仲間を募って道に審査請求をすると発表した。
(※続きはソース元でご確認下さい)
ソース:朝日新聞デジタル 2013/7/14
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW1307140100009.html ※依頼がありました
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北海道に中央からの資金が行かなくなっているんだろうねぇ。
タイタニックが没んている時に、甲板で誰が活躍しようと、沈むことには変わりがない。