ロシアの元女性スパイ、スノーデン容疑者に求婚
米当局による市民監視プログラムの存在を暴露し、現在はモスクワ(Moscow)の空港で
亡命受け入れ国を探しているとされる、米中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン
(Edward Snowden)容疑者に、ロシアの元スパイ、アンナ・チャップマン(Anna Chapman)さんが
結婚を申し込んだ。ロシアのネットユーザーの間では、事態の異様な展開に興奮が広がっている。
「スノーデン、私と結婚してくれる?!」。スパイから一転してメディア上の有名人となった
チャップマンさんは3日夜、マイクロブログのツイッター(Twitter)にこう書き込んだ。
また別の投稿では、スノーデン容疑者が勤めていた米国家安全保障局(National Security Agency、NSA)
に向けて「@nsa 私たちの子供の面倒も見てくれる?」と皮肉った。
チャップマンさんは2010年、米国とのスパイ交換でロシアに送還された。香港(Hong Kong)から
モスクワに6月23日に渡ったスノーデン容疑者は、米政府により旅券(パスポート)を無効にされ、
2週間近くにわたり空港の乗り継ぎ区域で足止めされている。
インタファクス(Interfax)通信は5日、この問題に近い筋の話として、スノーデン容疑者が
ロシア人と結婚すれば、ロシア市民権の申請が可能になり、新たな居住国からの保護を
受けられるだろうと伝えている。
7月6日 AFP
http://www.afpbb.com/article/politics/2954508/11010017