夏の参院選は第2次安倍政権の今後を占う大切な審判となる。福井県民は政治に何を願い、
一票を投じるのか。
福井県福井市の須藤謙一さん(75)=仮名=の右手には薬指がない。
20代のころ、鉄工所で旋盤作業中に失った。石材加工場で働いていたときには、左の人さし指と
中指の先をつぶした。
早くに両親を亡くし「小学生のころから働いてきた」という須藤さんの節くれ立った両手は、
苦労の多い人生の履歴書だ。
2年前、心筋梗塞で県立病院に入院した。
治療費が払えず、生活保護費の受給を申請した。
満額に届かない国民年金と保護費、月約8〜9万円が生活の糧だ。ほこりっぽい木造アパートに
長く1人で暮らし「昨日もアパートの階段で胸が苦しくなって、慌てて自室にニトログリセリンを
取りに戻った」。
県内に2人の息子がいるが、その話になると口が重くなる。「支援は頼めない。向こうにも家族がいるし、
昔から自分のことは自分でするよう言ってきたから…」。子育ては親類に頼った。その負い目がにじんだ。
国は増え続ける生活保護費の抑制のため、8月から支給額を減額する方針だ。「今より金額が減ったら?
首をつって死ぬしかないかな。市役所への文句を書き置きしようか」。ぜいたくしているわけではないの
だけど、と須藤さん。近所の大学生から譲り受けたという小さな冷蔵庫には、生卵のパックが一つだけ
入っていた。
*続きはソースでお願いします
福井新聞 2013年6月29日午前7時01分
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/sanin2013/43654.html 依頼がありました
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1370417568/217