イタリアの財務警察は25日、選手のトレードなどで脱税や資金洗浄が行われた疑いがあるとして、
41のサッカーチームの事務所などを家宅捜索した。チーム名は公表していないが、ANSA通信などによると
一部リーグ(セリエA)のユベントスやACミランに加え、長友佑都選手が所属するインテル・ミラノも捜索を受けたもようだ。
捜索は南部ナポリの検察当局が指示した。財務警察は選手の契約に関する書類などを押収。
放映権や肖像権に関する契約も捜索の対象になった。捜索を受けたチームには、国外のサッカークラブも含まれているという。
欧州債務危機を受けて緊縮政策を強いられたイタリアでは、不動産税を納めていなかったとの疑惑が浮上した
イデム機会均等・スポーツ・若年対策担当相が24日に辞任した。19日にはミラノの地裁が脱税の罪に問われた著名ブランド
「ドルチェ&ガッバーナ」の創設者2人に有罪判決を言い渡すなど、著名人を巡る脱税問題が広がっている。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2600A_W3A620C1EB2000/