★平和の願い世代超えて きょう「慰霊の日」
きょう23日は、沖縄戦で組織的戦闘が終結したとされる「慰霊の日」。
終戦から68年。県内各地で慰霊祭があり、遺族らが20万人を超える犠牲者を追悼し、平和への誓いを新たにする。
午前11時50分からは、糸満市摩文仁の平和祈念公園で、県主催の沖縄全戦没者追悼式が開かれる。
正午の時報に合わせ、黙とうし戦没者に祈りをささげる。
追悼式には、安倍晋三首相のほか、岸田文雄外相と小野寺五典防衛相やルース駐日米国大使も出席。
仲井真弘多県知事が平和宣言を読み上げる。
外相、防衛相の出席は初めてで、米大使の出席は1995年のモンデール氏以来18年ぶり。
平和祈念公園では22日夜、追悼式の前夜祭があった。
公園内ではろうそくの火で「平和」「WORLD PEACE」の文字を描き、参加者が戦没者の冥福を祈った。
23日は、魂魄(こんぱく)の塔やひめゆりの塔など各地の慰霊塔で慰霊祭がある。
学生グループによる戦争体験継承の討論や平和ガイドボランティア活動など、
戦争体験者の高齢化に伴い課題となっていた歴史継承への取り組みも活発になっている。
沖縄戦の全犠牲者の名前を刻んだ「平和の礎」は今年新たに62人を追加、計24万1227人となった。
安倍首相は追悼式終了後、那覇市内で仲井真知事と昼食を交えて会談する。
米軍普天間飛行場の移設問題など基地問題や沖縄振興について意見を交わすものとみられる。
会談には山本一太沖縄担当相、島尻安伊子内閣府政務官、高良倉吉副知事が同席する。
沖縄タイムス
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-06-23_50810