英紙ガーディアン(Guardian)は16日、2009年にロンドン(London)で開かれた主要20か国・
地域(G20)会議出席者を対象に、英国政府が情報収集活動を行っていたとみられると報じた。
同紙は、米当局による個人情報収集活動を暴露した米中央情報局(CIA)の元職員エドワード・
スノーデン(Edward Snowden)氏の暴露した文書に記載があったとしている。
情報収集活動が行われたのは、2009年4月にロンドンで行われたG20緊急首脳会議(金融サミット)
と同9月に開催のG20財務相・中央銀行総裁会議。これまで南アフリカ代表や北大西洋条約機構
(NATO)加盟国のトルコ代表などが標的となっていることが分かっており、「画期的な情報収集能力」
を駆使して代表間の会話盗聴などをしたという。
ガーディアン紙は、英政府通信本部(Government Communications Headquarters、GCHQ)が情報
収集活動に携わっていたとする文書を確認したとしている。同紙によると、英情報当局は、情報
傍受が可能になるように細工したネットカフェを用意し、そこで代表らが使用するスマートフォン
(多機能携帯端末)「ブラックベリー(Blackberry)」を通じたメールや通話を傍受していた。
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AFPBB News 2013年06月17日 13:22
http://www.afpbb.com/article/politics/2950793/10920288