サッカーのアルゼンチン代表でスペイン1部リーグでプレーするメッシ選手について、
スペインの税務当局は、12日、日本円でおよそ5億円を脱税していたとして告発しました。
これについてメッシ選手は声明を発表し、疑惑を否定しています。
スペインのメディアなどによりますと、メッシ選手は自分の写真を使用した企業などからの収入について、
2007年からの3年間、海外の会社を通すことで所得をスペインの税務当局に申告せず、
400万ユーロ(日本円でおよそ5億円)を脱税していた疑いがもたれています。
税務当局は、12日、バルセロナの裁判所でメッシ選手とメッシ選手の代理人を務める父親を告発する手続きを行い、
今後、判事が実際に立件するかどうか判断するため捜査することになります。
これについてメッシ選手は声明を発表し、「違法なことは決してしていないので、告発には大変驚いている。
われわれはいつでもすべての納税義務を果たしてきた」と述べて疑惑を否定しています。
メッシ選手は4年連続でFIFA=国際サッカー連盟の年間最優秀選手に選ばれるなどアルゼンチン代表や
名門バルセロナの中心選手で、高額な年俸に加えて大手企業とのスポンサー契約などにより世界有数の高収入のスポーツ選手とされています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130613/k10015264551000.html