債権者説明会でもうそ=監査拒否、架空牛販売も―安愚楽牧場事件・警視庁
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130621-00000104-jij-soci 時事通信 6月21日(金)16時38分配信
安愚楽牧場による特定商品預託法違反事件で、破綻が明らかになった後の2011年8月の
債権者説明会でも、同社が「繁殖牛は11万頭弱いる」と虚偽の説明をしていたことが21日、分かった。
元社長三ケ尻久美子容疑者(69)らは、繁殖牛の保有数を水増しして顧客を勧誘した
疑いで逮捕されており、破綻後も発覚を防ぐため虚偽の説明を繰り返したとみられる。
関係者によると、安愚楽は生まれた子牛の売却益を配当するとして繁殖牛への投資を
募集。牛は約10万頭いるとしていたが、実際には約6割しかいなかった。不足分はオーナ
ーのいる牛に架空の識別番号を追加して実在するように偽装し、二重に販売。架空の牛は
番号の末尾を「000」から「002」に変えて区別し、コンピューターで管理していた。
繁殖事業は、ほぼ不可能なペースで子牛が生まれることや和牛価格の高値安定が前提
で、結果は累計1000億円もの赤字。安い飼料や詰め込み飼育などのコスト削減が子牛の質
を落とす悪循環で、ホテル経営などの多角化にも失敗した。
決算資料によると、売り上げに対する利益割合を示す営業利益率は、2010年度までの1
5年間で7回マイナスになり、黒字の年でも0.1〜3.4%と低迷。顧客に約束した年3〜5%
の配当は無理な状況で、新規の出資金を回す「自転車操業」で配当を捻出していたとみられる。
経営実態を把握するのは三ケ尻容疑者らに限られ、役員会にも報告はなし。監督官庁
の農林水産省が会計士による監査を求めた際、同容疑者は「何を指摘されるか分からない
」と周囲に話したといい、懇意の税理士に任せたままだった。
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