★フランスで電子たばこ規制へ、公共の場での使用など禁止
[パリ 31日 ロイター] - フランスのトゥーレーヌ社会問題・保健相は31日、
公共の場で電子たばこの使用を禁止する方針を示し、従来のたばこと同様に規制する考えを明らかにした。
未成年者への販売も禁止されるほか、メディアでの広告も制限される。
煙の代わりにニコチンを含んだ無臭の蒸気を吸引する電子たばこは、
バーやカフェ、電車などの禁煙エリアで広まっており、政府関連の報告書によると、
フランスで約50万人が利用するほどだという。
電子たばこの健康への影響をめぐっては、各国の保健当局がさらなる研究が必要だとする一方、
禁煙者を含む喫煙の願望を助長しかねないなどとして、懸念する声もある。
会見したトゥーレーヌ保健相は、電子たばこについて
「(利用する)他人をまねたり、実際の喫煙を奨励しかねないことから普通の商品ではない」と述べ、
規制する理由を説明した。
人口約6600万人のフランスでは、年間約6万6000人が喫煙に関連する疾病で死亡しており、
受動喫煙による死者も約5000人に上るとされている。
REUTERS
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE95202R20130603