★橋下氏「従軍慰安婦」発言 みんなの党、共通公約の協議凍結
みんなの党の渡辺喜美代表は、日本維新の会の橋下 徹共同代表のいわゆる「従軍慰安婦」をめぐる発言を受けて、
参院選に向けた共通公約の策定協議を凍結すると述べた。
さらに、日本維新の会では、西村真悟議員が、自らの発言で除籍される見通しとなるなど、17日もこの問題で大揺れとなった。
維新の会と政策協議を進めていた、みんなの党の渡辺代表。
17日午後3時すぎ、みんなの党の渡辺代表は「とりあえずは、政策協議を凍結をするということでありまして、
凍結が解除されないという場合には、選挙協力もご破算になると」と述べた。
渡辺代表は、参議院選挙に向けた日本維新の会との協力を見直す考えを示した。
渡辺代表の発言に、日本維新の会の橋下共同代表は「仕方ないですね。松井幹事長に委ねます」と述べた。
橋下氏の一連の発言。
さらに問題になったのが、17日に開かれた日本維新の会の代議士会での西村衆議院議員の発言。
西村氏は、橋下氏のいわゆる従軍慰安婦問題をめぐる発言に関連し、「日本には韓国人の売春婦がうようよいる」と発言。
その後の会見で、西村氏は発言を取り消し、そのうえで、離党届を提出した。
17日午後5時半ごろ、日本維新の会の松井一郎幹事長は
「全く、もう理解できない発言ですし、われわれのグループに一緒にいていただくわけにはいかんと」と述べた。
維新の会では、西村氏の離党を受理せず、除籍とする方針。
西村氏の発言に対し、橋下氏は「大変申し訳なく思っています。
韓国の皆さんに、また元慰安婦の方々に、大変な過ちを犯してしまったといいますか、この点については、本当に申し訳なく思っています」と述べた。
そんな中、17日夜、韓国の元慰安婦女性が来日した。
元慰安婦・吉元玉さんは「ひどい目にあったことがない人なので...。痛みを知らないので」と話した。
24日、橋下氏と面会する予定。
その橋下氏は、17日夜の会見でも持論を展開した。
アメリカの国務省が、橋下氏を名指しで非難したことについて、橋下氏は「日本だけが一方的に批判を受けて、侮辱を受けて、
日本だけが性奴隷を使っていたということを世界から言われていて、なんでそのことに対して、今まで誰も異議を申し立てないんですか。
何が日米関係なんですか。本当に日米関係があるんだったらね、日米関係、信頼関係があるんだったら、全然違うことに関しては、
違うって言わなきゃいけないじゃないですか」と述べた。
そして、一連の慰安婦発言に関して、「正確な報道がなされていない」と批判。
「正式な記者会見以外の取材を受けない」とも語った。
橋下氏は「僕は皆さんに言いたいのは、揚げ足を取るんじゃなくて、文脈でしっかり判断しろってことですよ。
それやるんだったら、あしたからもう、囲み(取材)やめます。任意でやってるから。やめましょう、じゃあ。記者会見しかやりません。
今回はもう、大誤報をやられたんでね」と述べた。
FNN
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00246222.html