★ 飯島内閣参与の訪朝、首相「ノーコメント」
小泉内閣で総理秘書官を務めた飯島勲・内閣官房参与が北朝鮮の平壌を訪問しています。
日朝政府間交渉の再開や拉致問題の進展に向けた糸口を探る狙いがあるとみられますが、
安倍総理は「総理大臣としてはノーコメントだ」と述べました。
飯島参与の北朝鮮訪問について、
安倍総理は「総理大臣、政府としてはノーコメントだ」という
言葉を繰り返すのみで、事実関係の確認を避けました。
「総理は事前に知っていたと、あるいは了解したと。
そういうことで飯島さんは行ったんでしょうか」(民主党 川上義博 参院議員)
「飯島内閣参与の訪朝の件については、総理大臣としてノーコメントでございます」(安倍首相)
安倍総理は、このように繰り返す一方で、
「対話と圧力の姿勢で拉致問題の完全解決を目指していくのが安倍政権の不動の姿勢だ」と強調しました。
Q.飯島参与がこの時期に北朝鮮を訪問した背景には何があるんでしょうか?
今回の訪朝に関して、ある政府高官は「安倍政権にとって拉致問題は解決すべき最優先課題だ」と強調した上で、
「見える動きと見えない動きがある。圧力だけだと受け止められがちだが、対話もやっている」と解説しました。
実際、今回の飯島氏の訪朝は菅官房長官が了承していただけではなく、
古屋拉致問題担当大臣も把握した上で実現したものです。
政府としてノーコメントを貫く背景には相手の出方がわからない以上、
しばらく様子を見たほうがいいという判断があるものとみられます。(15日11:13)
News-i
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5332613.html