総連中央の愚行いつまで…北韓の挑発支持聖戦決起¢」す
http://www.mindan.org/upload/51777b0970f5b.jpg 「朝鮮新報」日本語面には一切掲載せず
北韓は国際社会の反対にもかかわらず、2月に3回目の核実験を強行した後、韓国戦争休戦協定の全面
白紙化、南北間不可侵合意の全面破棄、韓半島非核化共同宣言の全面白紙化声明、「ソウルおよび
ワシントン火の海化」発言をはじめ、核先制攻撃や全面戦争再開を示唆するなど、対南挑発・恫喝を続け、
韓半島での軍事的緊張を高めてきた。総連中央は、これに歩調を合わせてキャンペーンを展開、金正恩政権の
忠実な代弁人役を果たしている。総連中央が、南北同胞および在日をはじめ在外同胞の念願である韓半島の
平和確保と南北交流・協力・発展を通じての民主的統一推進ではなく、それに逆行する金日成王朝体制の
擁護を絶対的な使命としていることを改めて浮き彫りにした。
「金王朝下統一」誓う
常任委声明、副議長談話、議長報告
総連中央は機関紙「朝鮮新報」を通じての金正恩政権擁護、韓国・米国非難キャンペーンを展開。今月
3日には許宗萬議長参加のもとに「共和国の最高尊厳を害し核戦争侵略策動に狂奔する米国と南朝鮮
逆賊連中をはじめとする追従勢力を断罪糾弾する総連活動者と同胞の緊急集会」を開き、「朝鮮の最高
尊厳は即ち総連活動者と同胞の最高尊厳であり第一生命だ。最後まで死守しよう」とアピールした。
これに先立ち南昇祐副議長談話「米国と南朝鮮好戦狂は無謀な核侵略戦争騒動と反共和国対決策動を
即刻やめよ」(3月8日)と「益柱副議長談話「全体在日同胞は正義の統一愛国聖戦に果敢に力強く立ち上がる
だろう」(同22日)を発表。さらに「総連中央常任委員会声明」(同29日)まで発表して全同胞に「総決起」する
ことを繰り返し呼びかけている。
例えば、「副議長談話は「南朝鮮の各界各層と海外同胞」に向けた北韓の祖国統一民主主義戦線中央
委員会の「全体朝鮮民族に告ぐ」(3月17日)に呼応したもので、「全体総連活動者と在日同胞の名で積極
支持・賛同する」と表明。「南朝鮮の地に非法的に乗り込んでから70年近い歳月、わが民族に戦争と分断の
苦痛を負わせ、南地域同胞に残酷な犠牲と死を強要してきた米帝が、今は共和国を丸呑みしようと狂乱して
全民族に核惨禍をもたらす戦争の導火線に火を付けようとしている」と強弁した。
「今こそ全同胞が米国と親米傀儡(かいらい)逆賊たちの侵略戦争策動を断固反対・排撃して米帝侵略軍を
南朝鮮から追い出し民族最大の宿願である祖国統一を達成する聖戦に決然と立ち上がる時だ」と「南朝鮮
解放統一への決起」を促した。
同時に「総連と在日同胞は、偉大な白頭山の生んだ霊将金正恩元帥様を先頭に仰ぎ、祖国統一偉業の
最後の勝利は確定的だとの信念を固くし、祖国の統一と富強繁栄のための聖なる闘争で崇高な使命と本分を
尽くす」と表明している。
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「在日の総意」と強弁 総連機関紙「朝鮮新報」の報道
「副議長談話は機関紙「朝鮮新報」3月27日付ハングル面に全文掲載された。「全同胞」に呼びかけ、
しかも「全在日同胞の名で祖国統一聖戦への決起」を表明したものだ。一人でも多くの同胞に速やかに
その旨を伝え、積極的な呼応を得るために、日本語面での同時全文掲載があって当然だった。
だが日本語面では、いまだに掲載されず、発表したとの記事すらない。南副議長談話や中央常任委員会
声明も同様だ。同胞を含む日本語面読者に隠し続けている。
いずれも、北韓の主張をオウム返しに繰り返し、金正恩政権への変わらぬ忠誠の表明にとどまらず、あたかも
「全在日同胞」が3代世襲と「金日成王朝による南北統一」を支持しているかのように強調している。
多くの同胞が知れば、ひんしゅくを買いこそすれ、支持・呼応を得られるものではない。同胞に広く知られることを
恐れてのこととされる所以である。「同胞」が支持する可能性があれば、日本語面にそのまま掲載し、伝えただろう。
>>2あたりにつづk
民団新聞 2013.4.24
http://www.mindan.org/front/newsDetail.php?category=0&newsid=17341