【科学】木の“悲鳴”、聞き分けに成功

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木の“悲鳴”、聞き分けに成功

 干ばつで傷んだ木は、固有の音を出すという。その悲鳴を聞き取り、助けるための手掛かりが見つかった。

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/66224_0_600x400.jpg
干ばつに見舞われたアメリカ、アイダホ州サーモン・チャリス国有林(Salmon-Challis National Forest)に立つ1本の木
(撮影時期不明)。Photograph by Pete Ryan, National Geographic

 フランスの研究チームによる実験で、乾燥ストレスを受けた木の内部で発生する泡から超音波をとらえることに成功した。
これまでは、さまざまな音に埋もれて、最も憂慮すべきシグナルの検出が困難だった。

 研究チームを率いたフランス、グルノーブル大学の物理学者アレクサンドル・ポノマレンコ(Alexandre Ponomarenko)氏は、
「音の発生源を区別する見通しがついた」と話す。

 いずれ、枯れかけた木に急いで給水するタイミングがわかるようになるかもしれないと、ポノマレンコ氏は言い添えている。
同氏はメリーランド州ボルチモアで3月に開催された、アメリカ物理学会(APS)の会合で研究成果を発表した。

◆木の音を聞く

 ポノマレンコ氏のチームは、まずどのように水を取り込んでいるかを考えてみた。木の内部には、とても長い“ストロー”が
通っている。それは、木部の導管と呼ぶ特殊な管の束で、水分子の引力、水と植物細胞の引力を利用し、液体を
最上部の枝葉まで届ける役目を担っている。背が高い樹木は、導管内の液体に気圧などの圧力が強く働く。しかし、
隣同士の水分子が引き合うおかげで導管は強度が保たれる。

 グラスの底の残り少ない液体をストローで吸い上げる場面を想像してみてほしい。満杯時より強く吸う必要があるはずだ。
干ばつで水分が不足すると負圧が上昇、導管部が破壊されて水に溶けていた空気が木部で発泡し(キャビテーション)、
水の流れを妨げてしまう。

 木はある程度までは耐えられるが、限度を超えると命取りになりかねない。科学者や森林の管理者は、キャビテーションの
大量発生を把握したいと考えている。

 キャビテーションによって発生する音をマイクで拾うアイデアは数十年前からあった。ただし、内部をのぞくことができないので、
音の発生源の特定には至っていなかった。木がきしむ音や壊れる音かもしれないし、木部細胞が崩壊する音かもしれない。

 この問題の答えを探るため、ポノマレンコ氏のチームは1つの実験を行った。まず、薄くスライスした松の木を液体で満たさ
れたジェルカプセルに入れ、生木の内部と同じ条件を作る。

 次に、カプセル内の水を蒸発させ干ばつを再現。松の木がキャビテーションを始めると、泡が形成される様子を撮影し、
同時にマイクで録音した。

 マイクが拾った超音波の約半分がキャビテーション関連で、残りは泡が近くの細胞に侵入する音などだった。最大の成果は、
現象ごとの音のパターンを把握できたことだという。

 ポノマレンコ氏らはこれらのパターンを実際の生木の音と比較すれば、発生源の現象を特定できると考えている。

◆渇いた木を救え

 ポノマレンコ氏によれば、今回の研究成果は、乾燥ストレスをマイクで診断できる携帯端末につながる可能性があるという。

 干ばつの頻発・深刻化が予測される将来、そうした端末の重要性が増すかもしれない。さまざまな地球温暖化のモデルが、
その予測を裏付けている。

 事実、2012年秋に「Nature」誌で発表されたある研究によれば、南アメリカの熱帯雨林からアメリカ西部の乾いた森林地帯
まで、あらゆる場所の樹木が既に“危機に瀕している”という。つまり、キャビテーションの発生率が限界に近づいているのだ。

 今後は、渇きの音をリアルタイムで観測する装置を樹木に取り付けて、必要なタイミングで自動給水するなど、早期対応の
態勢を整える必要があるとポノマレンコ氏は指摘している。

Gabe Popkin/National Geographic News April 16, 2013
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20130416004
2名前をあたえないでください:2013/04/19(金) 00:24:15.19 ID:PLoOjv/H
okaruto
3名前をあたえないでください:2013/04/19(金) 00:24:21.24 ID:FsftNTcB
♪このぉ〜木 何の木
   
   次↓
4名前をあたえないでください:2013/04/19(金) 00:29:53.21 ID:rz/QonkU
ポノ‥何氏だって?よく聞こえない
5腐珍:2013/04/19(金) 00:53:13.47 ID:oQjjQVOK
やっぱり、「キーッ!」って言ってるのかな?
6名前をあたえないでください:2013/04/19(金) 00:54:17.76 ID:7DjRCtyz
今度は木の喘ぎ声も頼む
7名前をあたえないでください:2013/04/19(金) 01:00:18.07 ID:EwU6BAIV
俺は毎日サボテンと会話してるし当たり前すぎる話。
8名前をあたえないでください:2013/04/19(金) 01:03:27.21 ID:FOvn0n76
そんな短編あったな
「木をいたわれ!!」とこだわり過ぎる発明家の話
9名前をあたえないでください:2013/04/19(金) 01:44:05.21 ID:O59kH+oa
一方日本人の植木屋は耳を当てた
10名前をあたえないでください:2013/04/19(金) 02:09:50.34 ID:z4ax9zWV
ポルノマンコチンコの略かよw
11名前をあたえないでください:2013/04/19(金) 02:26:33.16 ID:H3Smyc6n
>>3
♪木になるキニナル木〜〜
名前も知らない木ですから〜
   
   次↓
12名前をあたえないでください:2013/04/19(金) 03:08:43.34 ID:DnTvbBqZ
ベジタリアン(笑)
13名前をあたえないでください:2013/04/19(金) 03:44:43.76 ID:WK7tONXF
>>10
やめろ
14名前をあたえないでください:2013/04/19(金) 05:56:59.11 ID:4MwqQ727
前情報なしで一本松の音を聞かせてみたい。
15名前をあたえないでください:2013/04/19(金) 06:23:50.98 ID:+O3b9mZp
水が通るのは道管と習ったような気がする。今は導管なんだな。
16名前をあたえないでください:2013/04/19(金) 08:43:45.39 ID:ylCJ7ABW
朝早く山のブナの木にコップを当てると木のささやきが聞こえるというけれど
それどころじゃないさぞや危機的な音なんだろうな
17名前をあたえないでください:2013/04/19(金) 08:52:23.61 ID:ZZTUqmFT
昔のパヤオが聞いたらアップしそうな話だ
18名前をあたえないでください:2013/04/19(金) 10:23:41.95 ID:iXcP45HB
かしのきおじさん
19名前をあたえないでください:2013/04/19(金) 11:33:58.22 ID:ZCYqYdwV
気圧とのハザマで水をくみ上げるには限度があり
およそ10mだったかな、間違ってたらごめんね
揚水管の中はそれ以上真空になってしまうって学んだ

背の高い木がなぜ隅々まで水を網羅せるのかわかんなかったけど
朧気ながら仕組みがわかった気がする
20名前をあたえないでください:2013/04/19(金) 11:59:03.28 ID:HOqCFkoQ
研究者の名前が気になって、内容が頭に入らん
21(,,゚д゚)さん 頭スカスカ:2013/04/19(金) 15:40:18.15 ID:80yCcDA9
>枯れかけた木に急いで給水するタイミングがわかるようになるかも

(´-`).。oO(今年のイグノーベル賞決まったな....)
22名前をあたえないでください:2013/04/19(金) 17:33:36.82 ID:UgYBetn6
ここまでマンドラゴラなし
23(,,゚д゚)さん 頭スカスカ
マンドレークか....マカロニ某は有名過ぎるが、萩尾某の
短編が印象深かったな...地の底からの歌の元ネタが
未だ不明