チキンラーメンピザ、チキンラーメン親子丼…、そんな変わりメニューを提供する飲食店が大阪府池田市にある。
その数、居酒屋からイタリアンまで約40店。同市で生まれた世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を活用して、
街を盛り上げようというのがねらいだ。(袖中陽一)
勇気を出して食べる!?
阪急電鉄石橋駅(大阪府池田市)から歩いて5分のところにある居酒屋「とり竹」。
魚料理やにぎり寿司など居酒屋メニューが並ぶ中に、「親子丼」がある。ただし、普通の親子丼ではない。チキンラーメンが仕込まれているのだ。
注文すると、運ばれてきた親子丼は、ふんわりとした卵の上に砕いたチキンラーメンがふりかけられている。
勇気を出して食べてみる。チキンラーメンと卵とごはんが口の中で混ざり合い、バリバリと威勢のいい音がする。
やさしい味の親子丼にチキンラーメンの味が不思議と溶けあい、いい味わい。「チキンラーメン自体に
しっかり味が付いていることを考慮して、味は薄めに仕上げたんです」と。高山尚彦社長(60)は胸をはる。
周辺の商店でつくる「石橋下町倶楽部」(84店)の代表を務める高山さんは、4年ほど前、
インスタントラーメン発祥の地であることを利用して地域おこしができないかと考え、メニューを考案した。
「チキンラーメン親子丼」のほか、「チキンラーメン皿うどん」も。食べたお客さんからは、
「チキンラーメンを使ってこういう料理ができるのか」「家で作ってみよう」と評判がいいという。
(以下略)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130414/wlf13041412010013-n1.htm