松山のロシア兵墓地で慰霊祭
http://m.ruvr.ru/data/2013/03/28/1326771898/4suicide_japan.jpg Photo: EPA
日本の松山市にあるロシア兵墓地で今週、慰霊祭が行われた。同ロシア人墓地には、1904−1905年の
露日戦争で捕虜となったロシア人兵士98人が埋葬されている。
松山市のロシア兵墓地では、毎年慰霊祭が開かれている。墓地では、正教徒をはじめとした地元の人々が
清掃活動を行っているため、手入れが行き届いている。松山では戦時中および戦後も、およそ6000人のロシア
兵が、非常に人道的な環境の中、十分に幅広い自由を与えられながら収容されていた。階級が低い兵士たちは、
観光をしたり、仕事をすることもでき、給与は悪くなかったという。将校たちは、祖国から妻を呼び寄せ、監視なしで
自由に散策したり、温泉に行くこともできた。
また、ロシア人将校と日本人女性の愛の物語も有名だ。松山では、井戸からロシアの10ルーブル金貨が発見
された。そこには、ロシア人の青年将校ミハイル・コステンコと、将校を愛した女性看護師タケバ・ナカ、2人の名前が
刻まれていた。
露日戦争では、7万4000人以上のロシア兵が日本の捕虜になった。そのなかには、戦いで受けた傷や病気が
原因で死亡した兵士たちもいた。
イタル・タス/ロシアの声 29.03.2013, 00:04
http://japanese.ruvr.ru/2013_03_29/109243496/