【社説】ＴＰＰ交渉参加表明　国益守る保証が見当たらない - 愛媛新聞 -[03/17]

　安倍晋三首相が環太平洋連携協定（ＴＰＰ）交渉への参加を正式に表明した。

　併せて「聖域」に掲げるコメなど農産物の重要５品目保護を念頭に
「日本の農業、食を守ることを約束する」と言明した。しかし、根強い反対論がある問題で、
国民的議論を尽くした末の決断とは言い難い。交渉で日本の主張が通る保証はなく、
かえって国益が損なわれるのではないかとの懸念を禁じ得ない。

　安倍首相はオバマ米大統領との首脳会談で「聖域なき関税撤廃を前提としないと確認した」ことを
外交成果に、自民党内の慎重論を押さえ、参加表明の時期を探ってきた。
しかし、日米の共同声明で必ずしも例外設定が担保されたわけではないことを確認しておかねばならない。

　参加同意を要する先行１１カ国は年内の交渉妥結に向けて協議を加速させている。時間的余裕は少ない。

　交渉に参加しないと全体像を把握できないのは確か。
ただ、昨年１０月に遅れて参加表明したカナダやメキシコは先行国から交渉済み内容を見直すのは困難と
通告された。さらに遅れた日本が重要５品目でさえ、すべてを聖域化するのは無理とみられる。

　「交渉力で、国益を守る」「重要なプレーヤーとしてルールづくりをリードできる」−。
首相がいくら強調しようとも、今後の交渉で日本が主導権を握れる余地は少ないと言わねばならない。

　参加容認の前提として自民党が首相に提出した決議は「聖域が確保できない場合は脱退も辞さない」
とした。現実的でない考えだと指摘しておきたい。先行国は駆け込み参加の日本が例外を前提とする
姿勢に冷ややかだ。途中で抜けるのは、国際的な信義則に反し信頼を失おう。

　参加時の国内への影響の政府試算では農業生産は３兆円減少する。壊滅的打撃を受ける農業の保護、
強化策は後手に回る。この対策を示さずして、国民が交渉参加是非の判断などできようはずがない。

　ＴＰＰは全物品の関税撤廃を原則とし、対象は農業分野以外にサービスや投資、知的財産など２１分野で
徹底的な規制緩和を目指す。不利益を受けた企業が相手国を訴え制度撤廃などに追い込める
「投資家・国家間の紛争解決（ＩＳＤＳ）条項」は、日本の国民皆保険制度や厳しい食の安全基準、
環境基準までをも揺るがしかねない。

　アジア太平洋地域での高度な自由貿易圏構築を主導したい米国。軸となる日米の事前交渉では、
米国が日本からの輸入車にかける関税維持で合意した。農産物の聖域化を狙う日本が譲歩したものだ。
その米国に追随し、本交渉前から国益保持で守勢に立つ協定に入る意義は見いだせない。


愛媛新聞ONLINE 2013年03月17日（日）
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/shasetsu/ren017201303177140.html

何もかも日本に連敗中の
ネトエラ脱糞、火病、涙目www
ネトエラ脱糞、火病、涙目www
ネトエラ脱糞、火病、涙目www
ネトエラ脱糞、火病、涙目www
ネトエラ脱糞、火病、涙目www
ネトエラ脱糞、火病、涙目www
ネトエラ脱糞、火病。涙目www
ネトエラ脱糞、火病、涙目www
ネトエラ脱糞、火病、涙目www
ネトエラ脱糞、火病、涙目www
ネトエラ脱糞、火病、涙目www
ネトエラ脱糞、火病、涙目www
ネトエラ脱糞、火病、涙目www
ネトエラ脱糞、火病、涙目www
ネトエラ脱糞、火病、涙目www
ネトエラ脱糞、火病、涙目www
ネトエラ脱糞、火病、涙目www
ネトエラ脱糞、火病、涙目www
ネトエラ脱糞、火病、涙目www

民主党の尻拭いをさせられる安倍さん……

愛媛ミカンを誰が守ってくれるんだっ

読売は慎重だけど賛成な論調で社説書いてたしなぁ

愛媛新聞は左翼
愛媛県民は保守多し

政府の方針と同じように聖域作って地方でもやればいいだけ
自給率50%とか目標値を具体的に設定して条例で推進する
人が少し他の産業に移行するとしても生産量は落としちゃだめだ

根本がずれている

ＴＰＰに参加する事が国益を守ることです
不参加では国益を守れない

っていうか
大手新聞は全部左翼だから、「国境なんかぶち壊せ！」っていう論調でTPP賛成にミスリード
しまくってた。更に大手新聞の背後ではTPPで唯一メリットを享受する日本企業＝
住友化学（経団連の会長の会社）が強力にTPPゴリ押ししてるから。
住友化学は　（枯れ葉剤で有名な）モンサントと既に提携済みで
日本中に遺伝子組み換え農作物や種子を売りまくって大もうけしたくてうずうずしてるんだよ。
その他の企業にはい一切メリットは無い。
家電？自動車？そんな物はすでに現地法人で製造してる。輸出のメリットなど
日本のGDPの1000分の1も無い。


＊アメリカ人もTPPの恐ろしさ不気味さに気がついてる（TV番組）(アメリカの国会議員にさえ内容は極秘で進行している！）
米国市民団体がTPP協定に警鐘を鳴らす（字幕）
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=WFY-z1PcjT8

＊TPPについて - 日本の皆さんへのメッセージ
http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&v=6-uZx2HFn5U&NR=1

自民党のマニフェストに書いてあったろう
そういう党を選んだのだよ、いまさら何？

>>10
麻生太郎は「これじゃマニフェスト違反じゃないか」とのけぞったらしいが

温州ミカンで、アメリカに殴り込みを掛けろよ。
美味いんだから、自信を持て。
夏ミカンや八朔は、ジャムにして輸出したら？
果肉タップリで作り、チーズに併せたらメチャ美味ですよ。

温州みかんはアメ公にウケると思うがな

安倍には失望した。参院選は反TPPの政党に入れる。
アメポチ自民は消えてくれ。

>>13
俺の記憶が確かなら、みかんはテーブルオレンジと称し既に売られていた様ですが？

国益
それは中国から日本を守ること

　
冷戦崩壊後、アメリカは経済戦争へと戦線をシフトした

　１９９０年代に入ってアメリカの最大の敵であったソ連邦が崩壊し、東西冷戦が
終結しました。それによってアメリカの外交戦略も大きく転換することになります。
このときジョージ・Ｈ・Ｗ・ブッシュ（父）政権のＣＩＡ長官だったロバート・ゲイツは、
「ソ連という最大の標的がなくなったいま、ＣＩＡは何をやるのか」と議会で問われて、
こう答えました。「これまでわれわれはソ連との冷戦に８０％以上の能力を費やしてきたが、
これからはわれわれのインテリジェンス能力の６０％以上を経済戦争のために使う」と。
　ゲイツがいった経済戦争の相手はどこかといえば、これは世界第二位の経済大国に
のし上がってきた日本以外にない。日本に対する日米経済戦争の宣戦布告です。
　ブッシュを破って１９９３年に大統領となった民主党のビル・クリントンもまた、
経済政策を最優先課題に掲げて、選挙戦中に「われわれはソ連に勝って冷戦は終わった。
しかし本当の勝利者はわれわれではない。日本とドイツだ」と、その後の対日政策を
象徴するようなことをいっています。米ソ冷戦の谷間で日本とドイツはぬくぬくと平和を
享受し、アメリカに対抗できるような巨大な経済力をつくり上げてきた、
その「平和の代償」はいただくよ、といったのです。

（　『この国の権力中枢を握る者は誰か』　徳間書店　）