今夏の参院選岩手選挙区で、自民党公認候補として慶応大ラグビー部前監督で同大職員、
田中真一氏(46)=東京都目黒区=が浮上していることが14日、分かった。
同党県連は同日、参院選候補の選考委員会を設置し、今後、人選作業を本格化させる方針だ。
自民党は今月17日の党大会までに全国での公認候補擁立を目指していたが、
現時点で決定していないのは北海道、岩手、大阪、三重の4道府県のみ。
千葉伝・県連幹事長らは党本部で13日、河村建夫選対委員長と面談。早期の候補擁立を求められていた。
田中氏は毎日新聞の取材に対し「現時点でまだ何とも申し上げられない」としているが、
「以前から政治家を志していた。日本人として誇りの持てる国にするためには政治のリーダーシップが必要だ」
と話し、国政への意欲を語る。田中氏が「もし立候補できるなら自民党から出馬したい」としていることや、
99年から03年まで北上市の企業で勤務していたことなどから、岩手選挙区の候補に浮上したとみられる。
田中氏は、慶大卒業後、神戸製鋼に入社。11年4月に慶大ラグビー部の監督に就任し、今年2月に退任した。
参院岩手選挙区ではこれまで民主党現職の平野達男・前復興相(58)、共産党新人の菊池幸夫氏(54)が
立候補を予定しているほか、生活の党の小沢一郎代表も候補擁立を明言。社民党も擁立を検討している。
【金寿英】
毎日新聞 3月15日(金)12時2分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130315-00000057-mailo-l03