11年、米ロサンゼルス(LA)の韓国系が利用する不法風俗店で働いていたところ、米国の捜査機関に
摘発されて追放されたキム某容疑者(31・女)は、再び米国へ働きに出たかった。
しかし、追放経歴があるためビザの発給が難しかった。ところが昨年6月、米国にいる友人が
「米国の生活情報紙に『偽造された経歴でビザがもらえる』という広告がある」と言って、
現地のビザ代行業者の電話番号を渡した。キム容疑者はこの番号に電話をかけて、600万ウォンを
払って韓国内の美容室の従業員に長期勤務したように経歴を偽造した。
しかし、米国大使館は強制追放経歴があるキム容疑者の経歴が偽造されたものと見て、警察に捜査を依頼した。
ソウル地方警察庁国際犯罪捜査隊は11日、米国ビザ発給の欠格者を募集した後、在職証明書などを偽造して
米国観光、商用ビザ(B1、B2)発給を代行して巨額の利益を得た容疑(私文書偽造)でチョン某容疑者(43・女)ら
ブローカー3人を不拘束立件したと発表した。
チョン容疑者らにビザ発給を依頼した18人も業務妨害の容疑で不拘束立件された。
当該ビザは観光または事業を目的に90日以上米国に滞在しようとする人に発給される。
チョン容疑者らは、韓国人が密集しているLAやニュージャージー州などの生活情報紙に
「誰でも米国ビザ100%発給」という広告を掲載し、1人当たり300万ウォンから700万ウォンの
手数料を受け取って在職証明書や所得金額証明書などを偽造した。
警察捜査を避けるために、米国の情報紙だけに広告を掲載し、韓国の知人を連れて来ようとする
僑民を募集して、文書偽造およびビザ発給を代行した。主に、美容師か看護助務員に身分を変えた。
このような手口で11年6月から最近まで約100人の依頼者から約3億5000万ウォンを受け取った。
チョン容疑者らは手付け金として30万〜50万ウォンを受け取り、米大使館にビザ発給を断られてもお金を返さなかった。
通常、米国ビザの発給には27〜30万ウォンがかかる。
警察はチョン容疑者らが作った偽造の書類で正式ビザの発給を受け米国に入国した人が20人程度いるものと見て、
米大使館と共に彼らの行方を捜している。
東亞日報 MARCH 12, 2013 07:41
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2013031269018