全国の警察が平成24年中に摘発した児童虐待事件は前年比22・9%増の472件、
児童ポルノ事件は同9・7%増の1596件に上り、いずれも過去最多となったことが7日、
警察庁のまとめで分かった。虐待などで児童相談所に通告した児童の数は同42・1%増の
1万6387人と大幅に増加、警察庁は「児童相談所との連携を強めしっかり対応したい」としている。
児童虐待事件の摘発人数は486人(前年比18・8%増)で被害児童は476人(同19・6%増)となり、
統計を取り始めた平成11年以降でともに最多。
しかし、被害児童のうち死亡したのは32人と過去最少で、警察庁幹部は「虐待で死亡してしまう前に
警察が早期に対応できた成果ではないか」と分析している。
児童虐待のうち、児童相談所に通告した児童数は前年比で4割以上増の1万6387人に上った。
このうち心理的虐待(同69%増)は8266人と半数以上で、特に子供の前で父親が母親に
暴言を浴びせることなどで子供に悪影響を与える「面前DV」のケースが5431人に上った。
児童ポルノ事件については摘発人数は1268人(同24・8増)となり、摘発件数とともに過去最多。
警察庁幹部は「取り締まりを強化したところ、潜在化していた事件を摘発できたため」と話している。
児童ポルノを提供する手段としてインターネット関連を利用した事件は1349件で84・5%を占めた。
児童ポルノの提供や公然陳列などの事件は952件となり、このうち有償は101件にとどまり
無償は89・4%と約9割を占めた。
警察庁幹部は「愛好マニアが仲間同士で流通させている」と指摘している。
これまでの児童ポルノ事件の被害者1264人のうち、小学生は56・3%と半数以上となり、
低年齢の児童が被害に遭う深刻な事態となっている。
児童ポルノの画像などがネット上に流出すると回収が困難で、中には平成13年当時に16歳だった
女性の画像が、長期間にわたって削除できていないケースもあるという。
msn産経ニュース 2013.3.7 11:29
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130307/crm13030711300002-n1.htm .
崩壊
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