小沢一郎氏のSP廃止、ついに囁かれる「落城」の声
小沢一郎・衆院議員の周辺が急に静かになっている。よく見ると、1992年の自民党幹事長就任以来、約20年間にわたって
日常的に小沢氏にピタリと寄り添っていた警視庁派遣の警護官(SP)の姿が見当たらない。1月元旦から「廃止」になっていたのだ。
警視庁の警護官は、首相や閣僚、与野党の党首など「政界要人」の安全を確保する目的で、75年にスタートした。小沢氏は、
自民党幹事長の後、新生党、新進党、自由党、民主党と渡り歩き、各党で党首などの要職を歴任しており、「要請出動の面も
加味して、ほぼ大半の期間SPが付いていた」(警視庁幹部)という。
今回、小沢氏からSPが離れたのは、昨年末に「日本未来の党」が分裂した後、小沢派の議員15人(衆院7人、参院8人)は
「生活の党」を結成。代表には森裕子・参院議員が就任し、小沢氏は無役の一兵卒になったためである。
永田町周辺では、小沢氏が無役になったとしても実際には影の党首、全国的にはまだまだ4、500万票を叩き出す力があると
みられ、警視庁と小沢氏側のどちらが要請出動するかは別にして、2013年も小沢氏にはSPが付くとの見方が有力だった。それが、
「両方から出動要請がなかった。それなら、規則通り無役の小沢氏にはSPを付けないということになった」(事情通)という。
自民党のある幹部は言う。
「警視庁が小沢にSPを付けないというのは、彼にそれだけの力がなくなったと分析しただけ。まさに“落城”。SPを外されて政権の
表舞台に復帰した政治家もいないな」
情報スクランブル2月号
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