WBC日本代表候補の楽天・田中将大投手(24)が4日、仮想1次ラウンド(R)の投球を見せた。今キャンプ3度目のブルペン投球で初めて、WBCで使うロージンを導入。
スプリットも解禁して全球種を使い、1次Rの球数制限と同じ65球を投げ込んだ。「(精度は)まだまだですけど、直球は、ある程度、腕が振れてきました」と手応えを明かした。
過去2度のブルペンでは高めに抜ける球も目立ったが、この日は別人だった。昨年末からWBC球を使って練習しながら、これまではあえて滑りへの対策をしないできた。
「(ロージンは)全然、日本のと違います。粘りが強い」とギアチェンジした投球を披露。隣でフォークの制球に苦しむ青山に「こうやって投げるんですよ」と先輩に落ちる球の手本を見せるほど、キレのある球を投げ込んだ。
今年初めて投球を受けた嶋は「例年よりも仕上がりが早いし、ボールの質がいい」。
今後はフリー打撃や紅白戦で、実戦感覚を取り戻す作業に入る。「球数も増やせる時は増やしたいし、まだまだいろんな練習が必要」。
確実な足どりで、一歩ずつステップを踏んでいく。
Yahoo!ニュース/スポーツ報知 2013年2月5日(火)7:41
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