【国際】2期目も暗雲たちこめるオバマ政権「機能不全の財政」[02/03]

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1はだしのコラーゲン(130401)φ ★
 いつもの休日なら閑散としたワシントン市内も、この日ばかりは様子が違った。
夜も明けぬ早朝から、大勢の市民が白い息を吐き、連邦議会議事堂を目指して歩いていく。
街頭はバラク・オバマ大統領(51)をあしらったTシャツや星条旗を販売する売り子であふれ、ちょっとしたお祭りムードだ。

異例の演説内容

 1月21日、2期目の就任式に臨んだ大統領が姿を現すと、待ち構えた市民から、
「オバマ! オバマ!」と歓呼の声が上がる。大統領はほおを紅潮させ、力強く就任演説を始めた。

 「税制を改革しなければいけない。医療費を圧縮し、財政赤字を圧縮するための困難な選択をしなければならない」

 オバマ政権2期目の経済政策運営の焦点は、この4年で悪化した財政問題だ。
与野党は財政改革で対立し、膨張した連邦債務をめぐるデフォルト(債務不履行)危機が依然くすぶる。
回復ペースが鈍い景気や雇用の押し上げも急務だが、財政再建との両立は容易ではない。

msn産経ニュース 2013.2.3 07:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130203/amr13020307010000-n1.htm

バラク・オバマ大統領の2期目の就任式に集まった人々。期待とは裏腹に、
日本以上に「決められない政治」の悪影響が懸念されているのが実情だ=21日、ワシントン(AP)
http://sankei.jp.msn.com/images/news/130203/amr13020307010000-p1.jpg

>>2以降に続く
2はだしのコラーゲン(130401)φ ★:2013/02/03(日) 07:51:24.13 ID:???
>>1の続き

 私を含めて就任演説に聞き入ったジャーナリストの多くは、冒頭のオバマ大統領の言及に興味を引かれたようだ。
米国のグランドデザインを示すのが通例の就任演説で、大統領が財政問題など具体的な課題を挙げることは珍しい。
逆にいえば、それだけ財政問題が大統領と今の米国にとっていかに頭痛の種であるかを浮き彫りにした格好だ。

 抜本的改革は先送り

 金融危機を受けて発足したオバマ政権は、過去最高の7870億ドルの景気対策など湯水のように財政資金をつぎ込んだ。
その反動として、財政赤字も年間1兆ドルを突破し、それは1期目の4年間を通じて続いた。

 青くなった大統領と議会は財政赤字削減に向けた与野党協議を何度も行ったが、富裕層増税を主張する与党民主党と、
歳出削減を求める野党共和党の意見は鋭く対立。協議は決裂したが、その“ペナルティー(罰則)”として、
強制的に財政赤字を減らすため、2013年の年明けから全世帯を対象にした所得減税の失効と巨額の歳出の自動削減が決まり、
米景気への壊滅的な影響が危ぶまれた。いわゆる「財政の崖」問題が、米国と世界を揺さぶった。

 崖を避けるための与野党協議もまたもつれ、一部の富裕層を除く減税延長でなんとか妥協。
崖からの転落は寸前で回避されたが、その他の抜本的な税財政改革は先送りされ、
米紙ワシントン・ポストは社説で、「米国の長期的な債務問題に取り組むためには、(与野党の合意は)あまりに無力だ」と批判。
これでは多額の財政赤字を減らす効果は見込めないと嘆いた。
3はだしのコラーゲン(130401)φ ★:2013/02/03(日) 07:53:22.18 ID:???
>>2の続き

 病巣は与野党対立に

 ワシントン・ポストが批判の矛先を向けるのが、党利党略に固執する与野党の姿勢だ。

 もし共和党が増税反対の姿勢を和らげていれば、「民主党から多く(の譲歩)を引き出せた」だろうし、
民主党も社会保障給付の削減に前向きなら、「より広範な富裕層への増税を訴えやすかった」はずだからだ。
与野党が歩み寄りを拒んだため、抜本的な財政改革の好機だったにもかかわらず、
「最小限の成果しか生み出せなかった」と残念がる。

 米国の財政危機がオバマ政権下で拡大したことは確かだが、危機の真の病巣は与野党の対立にあるといっても過言ではない。
米国は日本と違って議会の解散がない。下院は共和党、上院は民主党が過半数を握る「ねじれ議会」は、
少なくとも14年の中間選挙まで解消されることはない。ある意味、日本以上に米国の方が「決められない政治」の悪影響が懸念される事態だ。

 11年秋の財政赤字削減のための議会協議が決裂した際も、ワシントン・ポストはやはり社説で与野党の硬直性を嘆き、
「必要とされるのは米政治の変化だ」と訴えていた。「崖」を回避した点では一歩前進ともいえるが、
ワシントン・ポストの苦言はオバマ大統領と議会にまだ十分に届いていないように思える。
米財政が世界をリスクにさらし続ける深刻さを自覚すべきときだろう。

(柿内公輔 ワシントン支局)

- 引用おわり -
4名前をあたえないでください:2013/02/03(日) 08:18:58.59 ID:vIcUC1Oa
ミンスは国を問わず売国
5名前をあたえないでください:2013/02/03(日) 08:33:07.08 ID:Q2kbO18Z
日本は公務員、議員の数 人件費が多すぎる
6名前をあたえないでください:2013/02/03(日) 11:20:23.51 ID:q3t8AMXU
クソマスコミは苦言とやらでなく提言出せばいいんじゃないか
7名前をあたえないでください
>>5
年金の支払い額が、所得税と同じ累進性になってないのは
世界中で日本だけだよ。