「日本兵が住民虐殺」沖縄修学旅行で不適切ガイド
県東部の県立高校が昨年10月に沖縄県で行った修学旅行で、現地ガイドが「日本兵が
住民を虐殺した」など歴史的事実として信憑性が疑われる話を生徒に繰り返し語ってい
たことが27日、分かった。県議会代表質問で鈴木正人県議(刷新の会)が明らかにした。
鈴木県議は質問で、この高校の修学旅行で、沖縄戦で使われた避難壕を訪れた際、生徒
たちはボランティアガイドの女性に「日本兵は住民の家に手榴弾を投げ込んだ」「軍は
住民が邪魔になり自殺を命じた」などと聞かされたと説明した。ガイドの話は「日本軍
は朝鮮人を強制連行し、従軍慰安婦として暴行した」など事実無根とされる内容にも及んだ。
移動のバス車内では別のガイドが米軍基地問題について「騒音がひどい」などマイナス面
ばかり強調していたという。鈴木県議によると男性教諭がガイドの説明に強い不快感を覚え、
ガイドを派遣した「沖縄県観光ボランティアガイド友の会」とバス会社に抗議文を送付。
バス会社からは「ガイドの勉強不足で不適切な案内になった」と謝罪する内容の回答を
得たという。一方、ボランティアガイド友の会は産経新聞の取材に対し、「担当ガイド
は『言い過ぎた』と反省している。通常は争いのある事実には触れないようにしている」
と話した。鈴木県議は代表質問で、「特定のイデオロギーに洗脳する政治思想教育。一方
的な自虐史観を植え付ける旅行は全面的に変えるべきだ」と指摘した。前島富雄県教育長
は「客観的な資料に基づき、事実の正確な理解に導くように指導している」とのみ答弁。
県教委高校教育指導課によると、同校に問い合わせたところ校長が事実関係を否定した
といい、「個別具体的な質問ではないので明確に答弁できなかった」としている。
ソース:今朝の産経新聞 25面(埼玉県欄)より
ニュース記事は紙面のみ(WEBなし)なので新聞記事を手打テキスト化