【笹子トンネル崩落】「友達と彼氏を助けて!」 火災、煙…逃げ惑うドライバーたち その光景はまさに地獄絵巻だった…

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8 ◆ERINGI.ZLg @パリダカ筆頭固定φ ★
>>2からの続きです。

「何が起きたかわからず1分ほど車の中で呆然としていた。
後ろの人たちがどんどん車を降りて逃げ始め、妻と一緒に外に出た」。
甲府市の会社員の男性(37)は話す。

「車の中に鍵を置いて避難してください」。
この放送で、鍵を持って出たことに気づいた男性らは夫婦で車に戻った。
「助けて」と声が聞こえた。
前はよく見えなかったが、「大丈夫ですか」と声をかけたら、20代ぐらいの女性が1人で歩いて
きた。
はだしで、口の辺りから出血、手足もやけどや切り傷もある。
その女性を連れて逃げる途中、避難する別の車が自分たちを乗せてくれた。 
トンネルを出ると、女性は救急車に運ばれていった。
「友達と彼氏が…」「お願い。助けてあげて」。
救急車に乗り込む前に、女性が震えながら、救急隊員に話すのがわずかに聞こえた。

トンネル内に取り残された食品卸会社のトラック運転手(50)から、会社の同僚に、「閉じ込め
られた。助けてほしい」と電話がかかってきた。
同僚から午後0時20分、消防に119番が入る。
食品卸会社では同僚らが詰め、無事を祈りながら情報収集に当たった。
男性社員は報道陣に、「一分一秒(でも早く助かってほしい)という気持ちで待っている」。
別の男性社員も「何にも連絡がないから、どうしようもない」と話し、姿を消した。

長野県塩尻市の会社員、鈴木智博さん(37)は、子供2人と妻と4人で事故に遭った。
「妻と子供には先に逃げるように言い、私は残って、周りの人たちと一緒に声をかけてみんなで逃
げた」と話す。
1時間ほどかけ、ようやくトンネルの出口を出たら、周りにも同じように逃げてきた人たちの緊張
した表情が見えた。