アップルがグーグルの最新モバイル基本ソフト(OS)「アンドロイド4.1」をサムスンとの特許侵害訴訟の対象に含める方針だ。
アップルは6日(現地時間)、米カリフォルニア州サンノゼの連邦地裁で開かれたサムスン電子との特許侵害訴訟に関する審理で
このように明らかにした。この審理は、9月にアップルが訴状を変更し、ギャラクシーS3、ギャラクシーノート、ギャラクシー
Nexus、ギャラクシーノート10.1などを特許侵害対象に追加、これに対してサムスン電子がアップルのiPhone5を
追加で提訴したことで開かれた。
この席でアップル側の弁護人は「アンドロイド4.1もアップルの特許を侵害したため、訴訟を拡大する」と述べた。
アップルはこの日、アンドロイド4.1のどの機能が特許を侵害したかについては具体的に明らかにしなかった。
アップル側の発言は、グーグルのOSに直接言及したという点で注目される。その間、アップルはサムスン電子のモバイル機器に
搭載されたユーザーエクスペリエンス(UX)やソフトウェアを訴訟の対象としてきた。業界では、アップルがアンドロイド4.1
自体または搭載機器を訴訟対象に含める場合、アップルに対する法廷対応でサムスンとグーグルの協力が強化されると見ている。
サムスン電子とアップルが追加提訴した製品に対する裁判は2014年に行れる予定だ。
6月に公開されたアンドロイド4.1は韓国製造会社のほとんどの新製品に搭載される見込みだ。サムスン電子はすでに
ギャラクシーノート2に搭載し、ギャラクシーS3は現在アップグレードが進行している。その後、ギャラクシーノートに対しても
アップグレードを進める計画だ。LG電子は今月のオプティマスLTE2をはじめ、来月はオプティマスG、オプティマスVu2を
順にアップグレードする。パンテックもベガR3のアップグレードを準備している。
一方、米テキサス州の連邦地裁はこの日、アップルの「フェイスタイム」機能が米ソフトウェア会社バーネットXの特許を侵害した
として、アップルに3億6820万ドル(約4000億ウォン)の支払いを命じる判決を下した。フェイスタイムとは
iPhone、iPod touch、iPadとMacパソコンなどアップル製品の使用者同士が画像で通話する機能。
陪審員はフェイスタイムに適用された技術がバーネットXの仮想プライベートネットワーク(VPN)技術を侵害したとして
このように判決した。仮想プライベートネットワークは、ドメインネームサービスを利用し、使用者同士が専用線を用いたように
簡単にコミュニケーションできる技術。
ソース マイナビニュース 11/08/2012
http://japanese.joins.com/article/783/162783.html