県は29日、国が行った要介護度に基づく健康寿命の調査で男性で79・02歳で全国3位、女性が83・83歳で同4位と
なったと発表した。国が6月に別の基準で行った調査では男女とも10位前後だった。
今後、要介護度を用いた健康寿命調査を基準とする方針で、東京大と共同で進める健康促進プロジェクトも含めた高齢社会に
向けた取り組みにも反映させる。
県の平均寿命は男性が80・52歳(全国3位)、女性が86・98(同7位)だった。要介護度に基づく調査では
県内全域を対象に行われるため市町ごとの分析ができるほか、基準が統一されており全国比較がしやすいメリットがある。
一方、国が6月に発表した国民生活基礎調査に基づく健康寿命調査は県内の100地区3890世帯、約1万2千人を対象に
アンケート方式で実施。男性が71・11歳(全国8位)、女性が74・49歳(同11位)だった。
「健康長寿」を掲げる県では、正確なデータ取得のため、県が要介護度に基づく客観的な調査を8月上旬に国に要請していた。
今後、県が東京大と共同して進める健康作り推進プロジェクトで、市町の特定検診や医療費などの共同データベースを構築し
健康課題の分析や健康支援策の立案や評価などにつなげる。
ソース:
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121030/fki12103002060003-n1.htm