厚生労働省は6日、国産牛のBSE(牛海綿状脳症)検査の対象を縮小する方針を決めた。検査不要の月齢を現在の「20カ月以下」から「30カ月以下」に引き上げる。
パブリックコメント(意見公募)や省令改正を経て、来年4月から実施する予定。BSE検査の対象縮小は2005年夏以来となる。
内閣府の食品安全委員会は10月、国産牛の検査不要とする月齢を、30カ月以下に引き上げても「人への健康影響は無視できる」との評価結果を厚労相に答申。厚労省は6日の専門家会議で、答申を踏まえた検査対象の縮小方針を説明した。
国内で飼育された牛のBSE検査対象割合は、現行基準では9割に上るが、30カ月以下まで不要とすると3割に減少するという。ただ現在は、都道府県の判断で20カ月以下の牛にも全頭検査が続いている。
ソース yahoo!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121106-00000121-jij-pol