【自動車】地味だけどすごいエコクール ワゴンRの低燃費支える新技術 [10/27] {依頼}

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1わき毛マン緊急出動!!!!(121204)φ ★
スズキが4年ぶりに全面改良して9月に発売した主力軽自動車「ワゴンR」に、大きく2つの低燃費化技術が取り入れられている。
そのうちの1つが「ECO−COOL(エコクール)」だ。

低燃費車では搭載が当たり前になった信号待ちなどの停車時に、エンジンを自動停止するアイドリングストップを利用するときに
室温の上昇を抑え、エンジンの再始動を遅らせる機構だ。スズキは他車種へも展開するほか、他社でも採用が進むとみられており
新たな低燃費化技術のトレンドになりそうだ。

アイドリングストップ搭載車では、停止するとエンジンは自動的に止まるが、それによってエアコンも停止し、室内の温度が
すぐに上昇してしまう。そのため、室温を自動設定している場合はエンジンがすぐに再始動してエアコンを動かしたり
ドライバーが暑さに耐えかねて自発的にエンジンを再始動させたりといったことがおきる。

カーエアコンは、エンジンの駆動力でコンプレッサーを回すのが一般的。そのため、アイドリングストップ時には
コンプレッサーも止まるのでエアコンは効かない。

「エアコンを動かすために、エンジンを始動させる無駄をどのようになくせばいいか」

研究担当の蓮池利昭常務役員は、シンプルな仕組みや機構を大前提に、検討を始めた。

そこへ、部品メーカーから蓄冷材を使う機構の提案があった。トラックの仮眠ルームでエンジンを止めても、室温を
上げにくくするためのものがあり、「これをワゴンRで使えないか」と考え、採用へと進んだ。

エコクールは、蓄冷材に「パラフィン」を使用。エアコンのエバポレーター(蒸発装置)のチューブとチューブの間に
蓄冷材を挟み込む一体構造にしている。

原理はいたって簡単だ。エンジンを動かして走行している際にエアコンの冷たい空気で、液体のパラフィンを冷やして
氷のような状態にする。エンジンが停止し、エアコンが切れて室内温度が上昇し始めると、送風ファンで送られた空気が
冷えて固まったパラフィンを通ることで温度を下げる。

エンジンがかかり、エアコンが作動すると再び、パラフィンを冷やし固めるということを繰り返す。
気温が35度の炎天下でも、1分程度は冷気を送り続けられるという。

ワゴンRに取り入れられたもう一つの技術「エネチャージ」も電力使用の効率化という点では、エコクールと共通点がある。
通常、オーディオなどの車内の電装品に必要な電力は、エンジンのパワーの一部で回したオルタネーターによってまかなう。
当然、これはエンジンの抵抗になる。

エネチャージは、ブレーキをかけたときなどの運動エネルギーを電気エネルギーに変えて蓄え、エンジンを発電のためには
使わないという機構だ。この電気の効率的な利用というのが、ともに画期的な技術なのだ。

このエネチャージに対し、エコクールは少し地味目。その上、クルマの燃費基準を測定する際には、エアコンは使わないので
エコクールの効果は「カタログ的な燃費には反映されない」(蓮池常務役員)。

それでもエンドユーザーの燃費に対する関心は高い。「カタログではなく、実際の燃費に対しても関心が高い。エコクールの
よさはわかってもらえる」と蓮池常務役員は、胸を張る。

▼ソース
≪SankeiBiz≫ http://www.sankeibiz.jp/business/news/121027/bsd1210271811011-n1.htm
▼画像
http://www.sankeibiz.jp/images/news/121027/bsd1210271811011-p1.jpg
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