09年11月に島根県浜田市の県立大1年、平岡都さん(当時19歳)が
広島県の山中で遺体で見つかった死体遺棄事件は26日、平岡さんが行方不明になってから3年を迎えた。
島根県警の彦坂正人本部長らは同日朝、松江市のJR松江駅前でチラシを配り、通行人に情報提供を呼び掛けた。
島根、広島両県警の合同捜査本部は平岡さんのアルバイト先周辺などで目撃された不審車を
トヨタの旧式「マーク2」と断定。新たに作製したチラシで同タイプの白いセダン車に関する情報提供を求めている。
また、遺体に付着していたNTT電話帳配布用のポリ袋片が広島県の三次、安芸高田、東広島、呉、三原の5市で
95年初めに配布されていたことも新たに記した。
彦坂本部長は「事件は風化しつつある。被害者の無念を晴らし、一日も早く解決するため、
手掛かりになる情報提供をお願いしたい」と述べた。
また、香川県に住む平岡さんの両親が島根県警を通じてコメントを発表。
「都との思い出が消えてから、3年の月日が過ぎました。もう一度、都に会いたい。
かなう事のない願いを抱いたまま、毎日の生活を送っています」と胸の内を記し、
「(マスコミ各社は)引き続き、温かく見守っていただくようお願いします」と結んだ。
平岡さんは09年10月26日午後9時過ぎ、
アルバイト先の島根県浜田市内のショッピングセンターを出た後に行方不明となり、同年11月6日以降、
広島県北広島町の臥龍(がりゅう)山で頭部などが相次いで見つかった。
捜査本部は延べ約15万人の捜査員を投入し、情報提供者に懸賞金を支払う制度も適用されている。
情報は捜査本部(フリーダイヤル0120・385・301)。【目野創、宮川佐知子】
島根県警の彦坂正人本部長(後方)らが配った情報提供を呼び掛けるチラシ
=松江市のJR松江駅で2012年10月26日午前8時7分、目野創撮影
http://mainichi.jp/graph/2012/10/26/20121026k0000e040190000c/image/001.jpg 毎日新聞 2012年10月26日 11時25分
http://mainichi.jp/select/news/20121026k0000e040190000c.html 猟奇すぎる事件に限って犯人が捕まらない日本の謎. . . . 。