【地域】大船渡で2年ぶり「ポートサイドマラソン」 過去最高586人がエントリー

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2年ぶり24回目の開催となる「大船渡ポートサイドマラソン」が10月14日、
大船渡の盛地区を中心に行われた。主催は市教育委員会ほか。

同大会は同市日頃市地区出身で、1984(昭和59)年にロス五輪に出場した女子マラソンの
故・佐々木七恵さんの功績をたたえ、
将来を担うランナーの育成と健康づくりを目的に1988(昭和63)年から始まった。
昨年は震災の影響で開催を断念。震災前は女子のみの大会だったが、今回から男子も参加可能になった。
今大会には、友好都市の神奈川県相模原市をはじめ、
岩手県を中心に震災前に比べて倍以上の586人が参加。澄み渡る青空の下、健脚を競い合った。

レースでは同市の公認コースが被災したため、盛地区を中心に10.6キロ、5.5キロ、3キロの3コースを再設定。
年齢別に市民体育館(大船渡市中道下)をスタートすると、
沿道を埋め尽くした人たちからは大きな声援が寄せられた。
ゴール後は、恒例のサンマ料理が振る舞われ、ランナーたちは秋の味覚も堪能していた。

金ヶ崎町から来た女性グループの1人は「すり身汁と炭火焼サンマが楽しみで毎回参加している。
震災後、初めて大船渡に来たが、被災した地域を走っているときは涙が出そうになった」と話した。
港湾の復興のために大船渡に長期出張中という30代の男性は
「普段からマラソンをしているわけではないが、せっかく大船渡にいるから参加した。
震災の翌年に、このような大会を開催する底力に感服した」と話していた。

続々とゴールするランナーたち。コースのあちこちでは近隣の住民らがランナーたちを応援する姿も
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ソース
http://sanriku.keizai.biz/headline/421/