五輪と世界選手権計13連覇という史上初の記録を樹立し、国民栄誉賞受賞が内定したレスリング女子55キロ級の吉田沙保里選手(30)=ALSOK=が10日、古里の津市で行われた祝勝会に出席した。
地元応援実行委員会の主催。会場には13連覇後、初めて帰省したヒロインを一目見ようと、250人の市民が詰めかけた。
花束を受け取った吉田選手は、偉業を達成したカナダでの世界選手権について「五輪後は休みたかったが、世界記録を抜こうと出場を決めた。皆さんの応援のおかげで13連覇ができた」と話した。
今後については「今できることを全力でやるのが信条。次の目標に向けて頑張りたい」と意欲を語った。
また栄和人監督は「厳しかった五輪後、休むかと思ったが、強い意志で世界選手権に出場し、優勝した」とたたえた。
一方、吉田選手は五輪3連覇後、同市から命名を任されていた新しいスポーツ施設について、市民に親しんでもらえるようにと、自分の名前から取った「サオリーナ」に決めたと発表し、会場を沸かせた。【永野航太】
ソース 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20121011k0000m040104000c.html