石油、天然ガス開発大手の石油資源開発(東京)は10日、由利本荘市黒沢の鮎川油ガス田で実施したシェールオイル採取の実証試験で、
5日間の総採油量は31・1キロリットル(約196バレル)だったと発表した。
今後、石油の成分を解析するほか、埋蔵量調査などを行い、試験生産に向けて井戸を新設するかどうかを来年1月までに決める。
採油は、3日午前6時半ごろから試験終了までの8日午前8時まで行った。同社は「連続的に大量の油が出る状況には至らなかった。
試験での目標値を設定していた訳ではないので今回の採油量が多いか少ないかは評価できる段階ではない」としている。
同社は今回の実証試験と、2014年度にも実施する試験生産などで、事業化の可否を判断したい考え。
年内にも、今回使用した井戸と石油の集荷場所となる由利原鉱場をつなぐパイプラインを使い、実際に送られてくる油やガス、
水の量を調べて埋蔵量の把握につなげる。
ソース 秋田魁新報
http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20121010r