携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」で違法ソフトが使えるよう改造したメモリーを販売したとして、
不正競争防止法違反(技術解除装置等の販売)罪などに問われた栃木県足利市大前町の無職、清水優一被告(29)に対し、
宇都宮地裁栃木支部は14日、懲役2年、執行猶予4年、罰金200万円(求刑・懲役2年、罰金200万円)を言い渡した。
法改正後初の判決とみられ、浦木厚利裁判官は「予防の観点から厳しく罰することが望まれる」と述べた。
携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」で同様の改造メモリー「マジコン」が横行したため昨年12月、
同種装置の譲渡を禁じる改正法が施行。これを初適用し清水被告は今年4月に逮捕されていた。
浦木裁判官は判決で、郵送記録などから100回以上販売し約200万円を得たとみられると指摘。
「生活費のためという動機に酌量の余地はない」と非難した。【松本晃】
http://mainichi.jp/select/news/20120815k0000m040028000c.html